わたしの部屋

イスラエル軍によるテロ組織ハマスへの攻撃は
ガザ地区に住む、一般市民を巻き込み熾烈を極めている。

イスラエルが、空爆への避難を呼びかけても、
彼らが逃げないのは
ハマスが、市民を楯にして戦っているからである。

彼らの背中には常にハマスの銃口が向けられている。

世界の報道は、パレスチナ人の無残な惨状を映し出し
イスラエルは誠にもってケシカラン！
と言うことになっているが

さりとて、イスラエルが手を引けば
ハマスのロケット弾がイスラエルの市民を殺す。

ハマスは長きに渡り構築してきた
迷路のような地下トンネルに潜り
時に応じてモグラのように顔を出し、ロケット弾を発射している。

まさにガザ市の地下は要塞化しているのである。

地下トンネルと聞くと、わたしはベトナム戦争を思い出す。

当時、ベトコンと呼ばれた北ベトナム兵士は
地下に張り巡らされた地下道を伝って
南ベトナムに侵入し、世界一と言われるアメリカ軍を翻弄した。

結果、ついには、サイゴンは陥落し、
ハノイによる南北ベトナムの統一が成し遂げられた。

地下トンネルを使えなくするには水攻めがいい。
水は高きから低きに流れ、やがて地下トンネルを満たすだろう。

そうすれば、ガザはハマスから解放される。

さいわいに、ガザは地中海に面している。
水はすぐそこに山ほどある。

イスラエルは一般市民を巻き込む空爆を制限して
地中海の水をトンネルに引き込む作戦を、
できるだけ早く遂行すべきだ。

しかしトンネルが水没しても、厄介なことに、
ハマスはガザ市民に紛れて
難民と化し、そこら中に拡散するだろう。

彼らは蟻と同じである。
水攻めしても、決して根絶やしには出来ない。

そしてまたどこかでテロ組織として萌芽する。

かくしてイスラエルとハマスの戦いは
どちらかが消滅するまで永劫に続くことになる。



今日の一句



十日夜掛け声健気もぐら打ち



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