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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2008年03月19日
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ワイン会で飲んだワイン、続いてもオーストリーです。グリュナー・フェルトリナー トラディション03。生産者はヴァイングート・シュロス・ゴベルスブルクです。こちらは、カンプタールという地方の生産者で、1171年に設立されたという老舗です。本ワインは、ワイナリーが所有する畑の中でも最も樹齢の高い畑(55年)、レナーの葡萄を使い、大樽による醸造、熟成(18ヶ月)を行っています。この大樽熟成ってオーストリーの伝統的手法で、今でもバリックよ大樽を使うという作り手は結構居るようです。
セパージュはもちろんグリュナー・フェルトリナー100%。価格は、写真のお店で3129円です。

色は濃いめの麦わら色といったところでしょうか。やや青みも感じるところはやはり「緑のワイン」ですね。

香りは、グリュナーらしい白胡椒系のスパイス、しっかりしたミネラル(鉱物的)、グレープフルーツやレモンといった柑橘、リンゴ、微かなライチ、大きな白い花、それに特に時間が経過してからですが、草っぽいニュアンスといったものが感じられます。また、樽熟18ヶ月のおかげか、ナッツっぽさや、これも特に時間が経過してからですが、ハチミツの風味が結構はっきり感じられました。

味わいは、やはり猛暑の03ビンテージということで強い果実味が主体です。果実味以外の要素としては、しっかりした旨みと、それと共に後口に残る苦味、ミネラル感が印象的です。酸は、熟成の影響もあるのかもしれませんが溶け込み気味で裏方です。ボディも少々の熟成感があり柔らかいですが、やはり微かながらもクリスタルな印象も受けます。

食事にあわせるなら、やはり鳥肉が真っ先に思いつく食材です。焼き鳥(塩)やローズマリーの効いたチキンのグリルといったものならば間違いないでしょうし、もう少し味が濃いものでも、肉じゃがの鶏版といった和風な味付けのものなら問題無いと思います。
また、酸はあまり感じないものの、やはりシーフードにも合うでしょう。カルパッチョやマリネといった鮮魚系もいいでしょうが、この時期なら春野菜を添えた鯛や鰆のグリルや蒸し物、あるいは、香りにナッツやハチミツのニュアンスがありますからクリーム煮といったクリームソース系のものにも案外いけそうです。

元々、グリュナーのワインは、果実味のしっかりしたものが結構多いような印象でしたが、やはり猛暑の03ビンテージはその中でもより強い果実味があるように思います。度数もちょっと高くなってますし。以前、ピヒラーのM03を飲んだときも同じような印象でした。
とはいっても、このぐらいのものならそろそろ柔らかくなってきてはいます。香りも、複雑さとピュアさ両方感じられますし、価格相応のものはあったと思います。





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最終更新日  2008年03月19日 19時34分31秒
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