テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:オーストリーワイン
今回はオーストリーワイン。ちょっと前に記事にしましたテルメンレギオンのものと同じツヴァイゲルトの赤ワインです。 ツヴァイゲルト・ハイデンベルグ04。グラッツァーはカルヌントゥムという、ウィーンとスロヴァキアの国境間にある、東西に長い地域のワイナリーです。寒暖差の激しい地域で、粘土質土壌の土地で高品質の黒葡萄を作り、赤ワインの生産量が多くなっています。グラッツァーは、そこで1875年から家族経営でワイン作りをしています。 価格は、写真のお店で1969円ですが、取り寄せとなっているため手元に届くまで1週間少々かかります。 色はガーネット系。黒さ、赤さが強いですが、7年経っている事もあってか透明度はあります。 香りは完熟黒ベリー、赤ベリーのジャム、それにちょっとヤマモモっぽい雰囲気もあったでしょうか。加えて、ダークチェリーやドライマンゴーっぽさも。その他、感想タイムやローズマリーといったハーブっぽさや茶色いスパイス、それにキノコやバルサミコと言ったニュアンス、微かにピノ・ノワールを思わせるような下草っぽさと言ったものも感じられました。 味わいはジューシーです。果実味しっかりで、旨みも強めです。酸は、乳酸系ながらそこそこ明るさのあるそれが裏方として出ています。タンニンもまだまだ元気で、渋味を後口にかけてしっかり感じますし、舌触りでも多少存在感があります。ボディはミディアムフルで、丸く、柔らかさのある口当たりです。 食事との相性では、赤身肉やシチュー的なものとはよく合いました。サシのしっかり入った牛肉のタタキとは、肉の脂の感じとワインの柔らかさとタンニンがよく合う他、旨みが赤身の味わいにマッチしていました。 また、近所でビーフシチューコロッケなるものを見つけたので合わせてみたのですが、ビーフシチューのコクのある味わいとワインの果実味がよく合いました。ビーフシチューやタンシチューなどデミソース系の料理とよく合うでしょう。 また、一緒に買った煮豚ともそこそこよく、豚肉との相性も期待できそうです。 果実味しっかりですが柔らかで、樽もかかってないわけではないのですが極めて控えめと、結構最近人気の味わいや香りの傾向に乗っている印象です。 取り寄せなので時間はかかりますが、この価格ならば、十分コストパフォーマンスの高さを感じられると思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月30日 23時47分08秒
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