テーマ:ワイン大好き!(30271)
カテゴリ:ドイツワイン
今回はモーゼルの白。優れた生産者ですがそこまで高くないパオリンスホーフです。 パオリンスベルク・リースリング・シュペートレーゼ2010。生産者パオリンスホーフは中部モーゼルで1969年から営まれている比較的新しいワイナリーです。ですが単独所有の畑もあり、何と斜度70度というものもあるのだとか。近年評価を高めており、モーゼルの最優秀ワイナリーに輝いた事もあります。 価格は、写真のお店で3800円。サイズはシュペートレーゼですが750mlです。 色は薄い黄色。10年と若いこともあってかそこまでツヤは強くありません。 香りはフローラルや紅茶のニュアンスがあり、さらに蜜っぽさも十分。そこに、カリンやベッコウアメっぽさ、鉱物的ミネラル、微かな白コショウっぽさといったようなものが加わります。フルーツ感はそこまで強くありませんが、レモンやリンゴっぽさは軽く感じられます。オイリーさはあまり無いです。 味わいは酸の印象が強め。しっとりしたものですが、強さがあり、量も多いです。シュペートレーゼですから、やはり甘みも十分あります。ただ、それは結構繊細なもので、最初の印象はさらうものの、後から酸が前に来ます。ボディも丸く、ライトで柔らかな印象でした。 甘口ですから単独でも楽しめはしますが、このくらいの甘みと酸のバランスですと食事にも十分あわせられます。 例の如く、甘みのある和食との相性は良好で、鳥肉と根菜の煮物には良く合いました。鳥の旨みや根菜の滋味とワインの旨みやミネラル感が合います。また、煮物の甘みの印象にワインの酸が加わって、料理の印象も引き締めてくれました。 魚介類ですと、生魚系ですと刺身よりはシャリに砂糖を使っているお寿司のほうがいいですね。サーモンの握りが結構いいつまみになりました。一方、エビやイカなどは刺身でもいけますし、火が入って甘みが増したものもいいです。 シュペートレーゼのフルボトルって飲みきれるのかなと思いましたが、このくらいの味わいのバランスですと十分飲めます。 辛口では決して無いですが、甘みが強すぎる事も無く、酸味が十分にありますので食前、食中、食後とあらゆるシーンで楽しめます。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月14日 23時13分38秒
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