テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:オーストリーワイン
今回は、比較的最近輸入されるようになったオーストリーの生産者の赤です。 ブラウフレンキッシュ2010。エルンスト・トリーバウマーはオーストリア東部、ハンガリーに近いノイジードラーゼー・ヒューゲルラントのワイナリー。温暖な気候で赤ワイン作りが盛んな地域とあって、ここも80年代から赤ワインの名手として知られていたそうです。また、同地区が誇る銘醸地マリエンタールに畑を持っています。農法では有機的な方法を実践。 セパージュは勿論ブラウフレンキッシュ100%。価格は、写真のお店で2580円。 色はガーネットで透明度もしっかりあります。 香りはイチゴやラズベリーといった赤ベリー、それにチェリーといった赤いフルーツを中心に、クローヴなど各種茶色いスパイスのニュアンスや黒コショウっぽさ、それに関係するのかちょっとロースハムっぽい要素といったものや、感想ローズマリーを思わせるハーブ系の雰囲気といったものが感じられました。 味わいは乳酸系の明るい酸が主体。その酸をふわっと繊細な果実味が包み込んでいるようなバランスです。タンニンはそこそこ存在感があり、後口に掛けて渋みを感じるほか、やや舌触りも感じられました。ミネラル感はあり、オーストリーワインらしく硬質感を感じます。ボディはミディアムよりのライトといったところでしょうか。 食事との相性では、やはりあまり重い肉よりは鳥などの軽いものの方がベターです。 焼き鳥をつまむと、タレの甘みとも意外と合いますし、塩の引き立てる肉の旨みとの相性も良好。部位としては皮のように脂の強い部分よりはモモなどの肉の部分の方がやはりいいですね。 その他、チキン南蛮など色々試してみましたが、揚げ物系よりはシンプルに焼いたもの、あまりごついソースよりはシンプルに塩かせいぜいバルサミコくらいがいいようです。 後は、やはり魚。マグロですと、トロより赤身の方がいいくらい。特に、ヅケの旨みと醤油の味わいが結構ワインの旨みや酸、香りの中の赤い要素とマッチしてくれました。 2500円少々という事で、デイリーにはやや高めのレンジかもしれませんが、バランス感の良さ、食事との相性の良さは流石。その辺が価格に乗っていると考えればまあそんなもんかという気もしないでもありません。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月23日 22時39分00秒
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