テーマ:ワイン大好き!(30235)
カテゴリ:日本ワイン
サントリーブロガーイベントの松本ワイン会で飲んだワイン、続いては塩尻のメルローを使ったロゼワインになります。 ジャパンプレミアム・塩尻メルロ・ロゼ2015。こちらは、松本市産のメルローも4%使用していますが、残りの96%は塩尻市産のメルローとなっており、9月の塩尻ワイナリーブランド発足の際も、そのラインナップの一つとして加わることになっています。つまり、ジャパンプレミアム・塩尻メルロ・ロゼとしては、この2015が最後のヴィンテージとなります。そんな2015年は、4月~8月は好転と悪天候が交互に来る難しい状況だったものの、9月中旬から収穫期の10月は好天に恵まれ、シャトー・ラグランジュばりに果実の成熟を辛抱強く待って収穫を行えたそうです。 価格は、2000円+税程度のようです。 色は淡いピンク。ちょっとオレンジがかったような雰囲気もあります。 香りはイチゴっぽさを軸に、洋ナシや軽い完熟リンゴ、白桃、それに微か~なラズベリーっぽさといったようなフルーツ感がしっかり。また、若干のトマトも感じられたでしょうか。その他、赤い花、白やピンクのコショウ、ミネラルといった要素や、遠くに紅茶のようなニュアンスもあったように思います。 味わいは、乳酸系だが明るい酸がピッとインパクトを見せ、果実味はその後ろに旨みを伴いつつふわっと広がる感じです。そこに、後口にかけて若干の渋味もアクセント的に加わります。ボディはライト。丸さはありますが、ハリ感やクリアーさを感じる質感で、全体的に白ワイン的なロゼワインという印象でした。 会では、ムラサキアスパラやタマネギのスープのタイミングで頂きました。 アスパラとは、えらいものでウニや卵黄の力は強く、白ワインに近いこのワインではちょっと印象負け気味だったかも。アスパラやトリュフ、中でもトリュフの香りとは相性良かったですが、味わいではお料理の陰に隠れてしまいがちでした。 一方、タマネギのスープとの相性は絶妙。タマネギの香りや甘味に対し、ワインのフルーティさ、中でも色の淡い赤のニュアンスと明るい酸と果実味がバッチリ噛み合いました。また、スープには生ハムが1枚浮いていましたが、そのハムの香りや旨み、塩気との相性も良く、そこにタマネギの各要素が加わることで全体にいい調和が生まれました。 しっかり冷やして、白ワイン的にフレッシュに楽しめるワインでした。まさに、この時期のお昼のワインとしては100点だったのではないかなと。 ただ、香りはきっちり出ますし、味わいもライトながらバランス感やミネラル感が心地よく、抑えるところは抑えている、というワインでもあるように思いました。価格的にも比較的手ごろですし、これは、見つけたら是非リピートしたいところです。 写真のお店は現行ヴィンテージでの販売という事で、恐らく2015かと思われます。他は。結構2013などのバックヴィンテージを扱っているお店が多く、ちょっと気になるところ。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年08月01日 22時51分07秒
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