カテゴリ:オーストリーワイン
先日のオーストリアワイン大試飲会で飲んだワイン、今回含めてあと2種類ほど記事にしようと思っていますがどちらも写真を取り損ねています^^;今回はロゼのスティルワインです。 エントヴェーダー・ロゼ2016。生産者エルンスト・トリーバウマーはノイジードラーゼー=ヒューゲルラントのルストにあるワイナリーです。1691年に移住してきたことが始まりという歴史ある、家族経営の作り手になります。20ヘクタールの畑を持ち、オーストリーでは比較的温暖な地域らしく、その75%が赤ワイン用品種になります。中でも、ブラウフレンキッシュに力を入れています。また、栽培時にはリュットレゾネを実践、醸造は野生酵母で行っています。 セパージュはブラウフレンキッシュ100%。価格は、楽天内では上記写真のお店で2030円。 色は淡いピンクですが、その手の色合いの中では赤さを感じる方ではあります。 香りはイチゴ、ラズベリー、クランベリーといった赤ベリー感が強く、フレッシュなものは勿論、それらのドライフルーツといったものも感じられます。さらに、アセロラやチェリー、加えてマラスキーノ的なチェリーリキュールっぽさも少々。その他の要素としては、ピンクペッパーやハーブっぽさといった、色の淡いロゼらしいニュアンスが出ていますが、若干のアンコのような雰囲気が感じられたのは面白かったです。 味わいは果実味のアタックがキッチリあり、そこに旨みを伴うしっとりした酸が、しかしはっきりと広がる獲ったバランスで、フルーティな香りに似合ったジューシーさを楽しめました。ボディはライトで、トータルとしては白ワイン的なロゼかとは思いますが、それでもまろやかな口当たりを感じることも出来ました。 会のお料理は、割と何でも合う感じでした。チキンや野菜は勿論、白カビチーズのクリーミーなボリューム感に対してもジューシーさのおかげで味がぼやけることがありませんし、茶色いソースのシュニッツェルに対しても、カツが薄いという点はあるでしょうが、香り味わいともに負けず、特に衣、ソースの香りに対しワインの軽やかなスパイス感と赤いフルーツ香がよく馴染んでいました。 その他あわせるなら、焼き鳥やチキンソテーなどもいいでしょうし、赤身の魚やサーモンの類もよさそうです。魚なら、火の入ったものは勿論、生でも問題ないでしょうね。 香りもよく、味わいもしっかりしており、淡いロゼカラーも好感度高いと、中々使い勝手の良さそうなワインでした。これが、2000円ちょっとで買えると言うのはかなりありがたいなと。 このワイン、3000円以下のおすすめワインのブースにあったのですが、成程コストパフォーマンスが高く、特別ブースで紹介されるだけのことはあるなと言う感じでした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年10月22日 23時24分36秒
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