2195174 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ワインヲタ入門生のチラシの裏

ワインヲタ入門生のチラシの裏

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2017年12月03日
XML

今回はオーストリーのピノ・ノワールです。ブルゲンラントのものになります。
ピノ・ノワール・ドーフラーゲン2013。生産者はピットナウアー。不凍液事件によるスキャンダルにオーストリーのワイン界が揺れていたころ、18歳にしてワイナリーを継いだそうですが、仲間や友人の話を聞いたり、海外のワイナリーへ出かけたりと熱心に学びワイン造りを行ってきました。その後、自身の好むワインがビオディナミによるものであることに気づき、独自のやり方でオーガニック農法に取り組み、2006年にはビオディナミを本格的に行い始めたそうです。
価格は3000円程度ですが楽天内に2013ヴィンテージはなし。写真のものはなんと2009ヴィンテージです。

はやや黒さもあるものの、基本明るいルビーカラー。透明度もある程度あります。

香りは、オレンジピール、アンズやマンゴー、さらに各種赤ベリーなどのドライフルーツっぽさが出ており、そこにフレッシュ赤ベリーやチェリーのニュアンスが加わるフルーティなもの。また、古樽で8か月の熟成との事ですが、シナモンっぽさや軽いチョコレートやココアのような気配も感じられたでしょうか。加えて、バラの花や微かな小豆っぽさ、それに流石オーストリーと言うべき胡椒といった要素も少々。

味わいは、フルーティな香りに似合った、果実味のアタックのしっかりあるもの。また、それを引き締めるタイトな渋味が果実味にピタッと寄り添います。酸はしっとりじんわりと果実味や渋みの間から染み出してくるような印象。ボディはミディアムで、丸く、柔らかさや膨らみ、温かみを感じるような質感でした。

鴨鍋を合わせてみましたが、これが合わないわけありませんね。鴨の旨みや肉の質感に対し、ワインの果実味やまろやかなボディが包み込むような馴染み方です。これは、つみれとも同じような感じでした。また、醤油ベースに鴨や野菜の旨みが溶け込んだ出汁との相性も良好。旨みがグッと伸びますね。この辺の和の味わいとの馴染み方はやはりオーストリーだなと。
また、やはりというべきか赤い魚にも行けます。マグロなら、赤身に対してはその旨みとワインの果実味や渋みの奥にある味わいが結びつく感じで、中トロとはシンプルに脂の旨みにワインの渋味や酸が嵌ります。

基本フルーティさを楽しむワインですが、スパイシーさや、味わいの渋味の出方などそれなりの複雑さもあり、飲んでいて楽しいワインでした。また、普段の食事と合せて無理なく味わいを縦や横に広げられる、フードフレンドリーさも魅力だったかなと。

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017年12月03日 23時05分16秒
コメント(0) | コメントを書く
[オーストリーワイン] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ぱんだしゅりけん

ぱんだしゅりけん

カレンダー

日記/記事の投稿

カテゴリ

お気に入りブログ

昼間も曇り。 New! HABANDさん

ジャン・ルイ・シャ… New! hirozeauxさん

今になって新型コロ… shuz1127さん

七賢 スパークリン… ミユウミリウさん

サッカー好き(現役プ… Echezeaux14さん
自由にワインを楽しむ たけWineさん

コメント新着

ぱんだしゅりけん@ Re[1]:2023年、この1本!(12/31) kaoritalyさんへ 今頃気づいてしまい申し…
kaoritaly@ Re:2023年、この1本!(12/31) コノスルはよくできたワインですよね♪
ぱんだしゅりけん@ Re[1]:Natan葡萄酒醸造所ワイン会をしました(01/15) shinakunさんへ ご無沙汰しております。ま…
shinakun@ Re:Natan葡萄酒醸造所ワイン会をしました(01/15) ぱんださん、こんばんは! お元気そうで何…

フリーページ

サイド自由欄


© Rakuten Group, Inc.