テーマ:ワイン大好き!(30894)
カテゴリ:日本ワイン
5月に行いました天ぷら屋さんで甲州飲み比べ会のワイン、今回と次回は造りの違う甲州です。先ずは醸しスタイルのこちら。 甲州F.O.S2015。生産者はココファーム&ワイナリーです。こころみ学園を母体とし、栃木県の足利の地にワイナリーが出来たのが昭和55年。ただ、ブドウ畑自体は昭和33年に開かれていたのだそう。こころみ、の名前の通り色々な事に挑戦するというスタンスで、プティ・マンサン等の栽培を実践するなどされてきました。このFOSも、ジョージアなどで造られるオレンジワインに出会った事で、甲州でそれをやってみようと作られたものです。 使用されている甲州は、山梨県勝沼の契約農家さんのものです。それを、赤ワインの様に果皮やタネを一緒に醸造することで、オレンジワインに仕上げています。価格は、3000円程度。 色は勿論オレンジ系。より茜色に近いといった雰囲気で、タマネギの皮的でもあります。 香りは軽いオイリーさもありつつ、黄色い花やカリン、干し柿、オレンジやオレンジピール、アプリコット、それにビワ、洋ナシといったものを感じました。また、リンゴの雰囲気もあり、果肉だけでなくリンゴの皮っぽさも少々。また、ビワといえばビワの葉っぽさも。その他、シナモン的なスパイス感もあったでしょうか。 味わいは果実味の膨らみがありますが、やはりシュッとした、明るさのある酸味が入ります。ただ、特徴的なのはなんといっても渋み。アタックから明確にそれがあり、ミディアム程度のボディ感と相まって収斂味を感じさせます。ただ、口当たり自体はしなやかさや滑らかさを感じさせるものでした。 会では、アナゴの辺りから飲み始めました。 アナゴの天ぷらとの相性は悪くありませんが、前回のラインガウ甲州ほどではなかったでしょうか。塩よりはツユの方が馴染む感じだったかも。稚アユの天ぷらともまずまず。個人的には、稚アユの風味や苦味とオレンジ感がもっと嵌るかなと思いましたが、悪くは無いもののそこまで華やかさは出ず。 良かったのはやり、追加でお願いした湯葉巾着です。黒コショウが使われていることでその風味とワインのスパイシーさが合いますし、チーズのコクや揚がった湯葉の香りともバッチリ。中の貝柱の甘みにもワインの果実味が馴染みます。 このワイン、ファーストヴィンテージの頃からちょこちょこ飲ませて頂いていますが、一番色や渋みのインパクトがあったのはその最初のヴィンテージだったかなと。それと比べますと、このワインは大分おとなしくなったように思いますが、その分綺麗な印象を持つものでもありました。 ただ、勿論今回飲んだほかの甲州とは、渋みや色合い、香りと明らかな違いがあり、このスタイルの面白さを感じることが出来ました。 オレンジワイン ココファームワイナリー 甲州 F.O.S 750ml 750ml 白ワイン 甲州ワイン 日本ワイン 国産 コウシュウ エフオーエス[ore] 楽天内にも取り扱いは多いです。こちらのお店では現在3132円と少しお手頃。和食系は勿論、洋食、中華に東南アジア系の料理など、色々合わせてみたいワインです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月03日 23時14分39秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本ワイン] カテゴリの最新記事
|
|