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テーマ:小説(1372)
カテゴリ:夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー
夢結社シリーズYK夢王たちの饗宴--ドラッグウォーの跡でー(麻薬戦争の跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高のドリームマスター夢王は、だれなのか? なぜ、この世界はできたのか?
この小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n7285dc/25/ 夢王たちの宴■第25回■ゴルゴダシティの宮殿舞台で、ジェイ・ポラードはビブラフォーンになったアイラと意識が同調した。そして過去のドラッグウォーの記憶が。 夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第25回■ 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 ●http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube ■第25回■ 舞台の上では、ジェイと「ビブラフォーン」ことアイラの演奏は{ハルフ ォードの稲妻}の最終楽章にはいっていた。 観客はすべて感覚の世界に没入していた。 「気づいただろう、君と仏以外の人間はすへて恍惚状態にはいって る。すなわち我々の竟識のみが実在する、いや実在していた人間の それなのだ」 実在世界の名前は「スプローギン大佐」ある導師デルガは、道化師マリクに言う。 道化師マリクの実在世界の名前は「ドクター・シュッカ」である。 この時、すでにジェイ・ポラードはビブラフォーン・アイラとの意識が同調し、 一つの共生意識になっていた。 「ジェイ、私がわかるわね」 「そう、払は、今になってやっとわかった。許しておくれ、アイラ」 「私達はやっと一つになったわ」 「そうだ。そして我々は、我々だけの世界を作れる」 「いけないわ、ジェイ、この曲を聴く人々たちにも喜びをあたえてあげて」 「何だって、どうするんだ」 「ジェイP359をすべての人々に与えるのよ。 そうすれば、各々の人々が、自分自身の夢世界を持てるのよ」 ジェイは、実世界の過去を、思い出し始めていた。、、、 ■ ポーランド、ワルシャワ大学。 研究室のドアを荒々しく開け、二人の制服の男がはいってくるのが、ジェイの目に映った。 制服から見ると、国家安全局の人間らしい。ベルトには銃が装着されている。 「ジェイ=ポラードだね」 背の高い方の男が言った。片ほほがビクビク動いている。 「そうです。私がジェイ=ボラードです。あなた方はすぐさまこの研究室 からでていっていただきたい。私はソネ将軍から全権を委任されている」 男はにやりと冷笑し、冷たく言った。 「その、君のいう、ご本人ソネ将軍からの命令だ」 もう一人の細面の男がいう。 二人は、同時にボラードの両わきを押さえた。 「ジェイボラード、君を、わが国家に対する反逆罪で逮捕する」 「逮捕だと?わが国家に対する反逆罪だと?何かの間違い、、ではないのか」 「それは、お前、白身の胸に聞いてみることだな」 「まさか、「プロジェクト・JP359」の件ではないだろうな」 「そうだ。ご名答だ。その「プロジェクト・JP359」の件だ」 「プロジェクト・JP359」は、人間を助ける計画でありながら、反面、全世界を破滅させかねない 特殊な麻薬医薬生産計画だった。 ワルシャワ大学科学部の研究者ジェイ・ボラード博士は、世界が足もとから崩れるような気がした。 (続く) 1975年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 ●how to draw manga ●manga-training ●http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.03.22 00:35:49
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