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テーマ:小説(1360)
カテゴリ:ロボサムライ駆ける2011
RSロボサムライ駆ける■「霊戦争」後、機械と自然が調和、人間とロボットが共生。日本・東京島「徳川公国」のロボット侍、早乙女主水が 日本制服をたくらむゲルマン帝国ロセンデールの野望を挫く戦いの記録。
この小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n2492db/60/ ロボサムライ駆ける■第59回■地下大空洞の中、新生ゲルマン帝国のクルトフが聖騎士に命令する。 ロセンデール卿がなくなった今、戦いは無用だというのだ。 徳川公はじめ皆が同調する。 ロボサムライ駆ける■第59回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ http://www.yamada-kikaku.com/ http://9vae.com http://visitjapan.info youtube manga_training ■第七章 血闘場(6) 地下大空洞に新たな声が響き渡っている。 「皆、剣を下げよ。これ以上の戦いは無用だ。シュトルフくん、全員に命じろ」 意外なことにクルトフが命令していた。 「しかし、クルトフ様」 シュトルフが抗弁しようとする。 「だまれ、シュトルフくん。ロセンデール卿がなくなった今、これ以上は無用だ。我々はもう空母も機械城もないのだぞ」 「そうです。公式には日本と新生ゲルマン帝国は交戦していないのです」 徳川公が言葉を継いだ。 「我々としては心柱が目覚められた現在、わざわざことを荒立てる必要はない」 クルトフが再び命令していた。 関西都市連合の斎藤も一言加える。 「それゆえ、我々は武装を解除します。よろしいな、シュタイフくん」 クルトフが厳命する。 「はっ。クルトフさま」 シュタイフは渋々命令に従う。聖騎士団は、武器を下げた。 シュタイフの胸の内にはにがいものが込み上げてきた。 『ロセンデール卿殿下、お許しください。私はあなたをお守りできませんでした。 このクルトフめは、新生ゲルマン帝国一三人の諸公のうちの誰かから、 ロセンデール卿殿下を滅ぼすために遣わされたに違いないのです。 その証拠を握ることはできませんでした。ロセンデール卿殿下、この敵は必ず…』 シュタイフは、心の中で誓った。 (続く) ■ロボサムライ駆ける■第七章 血闘場(6) 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ http://www.yamada-kikaku.com/ http://9vae.com http://visitjapan.info youtube manga_training お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.13 19:51:59
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