テーマ:政治について(19803)
8ページものの資料冊子も完成しました。
10月1日、午後2時半から北千住で開催です。お時間ありましたら、ぜひ! 詳しくは、こちらを… 講演会 + ドラマリーディング (中国特集) 講演は、日本がとるべき経済政策に絞り込んでお話しすることにしました。 題して 「経済はオカネの回転運動だ 消費税率を上げるタイミングは?」 当日用のレジュメを、予告篇としてご披露します: ■◆■ 経済はオカネの回転運動だ 消費税率を上げるタイミングは? ■◆■ モノがあり余る成熟社会 「カネは天下の回りもの」 <もっともいけない政策> 回転するカネを消費税引上げによって市場から引き揚げて、国債の返済に充てる (緊縮財政) せっかく集めた税金を一時金としてバラまき、貯蓄に回させる (子供手当など) <勤労所得のないシニア層> モノとカネの回転運動を起こし、資源の多様な配分をもたらすために貢献している じつは大きな付加価値を社会にもたらしている 日本の財政政策の長年の前提がここ20年で崩れた <もともとの想定> 優秀な製造業が加工貿易で外貨を得て法人税支払いを増大させ国債返済を円滑に行う <現実> 円高で日本製品の円建て収益は縮小 市場競争激化と価格破壊 ⇒ 企業の収益増えず 貿易摩擦と新興国の台頭で製造業の国外移転 企業が海外投資からの配当金で儲ける時代 → 投資収益は企業の連結収益を増やすが、日本国の税収としては還流しない ⇒ 日本の法人所得税は想定したようには増えない <では経済成長はどこに顕在化しているのか> 輸入品価格の円建て価格が円高により安定・下落 海外投資収益は法人税には反映されないが、従業員給与に反映される ⇒ このプラス要素を国家財政に反映させるには、消費税による吸収しかない そもそも「消費税は不景気をもたらす」のか <疑問> 「景気回復のため」 に消費税率を引き下げる政策を諸外国は行っているか? <日本だけの不幸な“神話”> 消費税導入・税率引上げに関わった過去の内閣は、ことごとく短期間で瓦解、直後の参院選で敗北 平成9年の税率引上げ (3 % → 5 %) が、たまたま景気後退局面と重なったため 「消費税が景気を後退させた」 「消費税率を引上げると税収は減る」 という神話を生む 財政再建を、消費税引き上げで行ってはいけない 日銀による国債の買い入れで通貨量を増やし、インフレによって解消するしかない 円高による輸入物資の価格下落分を消費税課税によって国家財政へ吸い上げ ⇒ その観点からすれば、食料品への低率課税は不要 ただし不動産取引への消費税は5%に据え置き ⇒ 長期にわたる課税の不公平感の解消 不動産取引の冷え込みを回避 日本は、消費税が低率なので法人所得税率を引き下げられず ⇒ 日本の産業の国外移転を加速し、ますます法人所得税収入が下がる結果に むしろ、消費税引上げ分だけ法人所得税を下げて人件費を増やすべき ⇒ 消費の維持・拡大により景気後退を回避 消費税神話の呪縛から脱するタイミングは? 日本の人口ピラミッド: いま62歳に大ピーク、38歳に小ピーク ⇒ これが意味するのは、何か? 今後数年、日本の景気は上向くが、年金支払いも膨らむ さて、消費税引上げのタイミングはいつか ◆ 予告篇は、いかがだったでしょう。 ぜひ10月1日に、泉のレクチャーをお聴きください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 30, 2011 08:06:32 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|