自由ひろば

ガイアの夜明けで、ブランドやメーカーが正規で売れ残ったものやキズものを直営の店舗で処分するアウトレット店の安さの秘密に迫った。

日本にアウトレットモール１４年前で全国に３１ヶ所にある。
今年から来年まで新規開店や拡大が目白押し。
最近は、在庫処分の域を超えて拡大している。
ビームスはアウトレットの売上げが２０％にもなるという。

軽井沢プリンスショッピングプラザには年間８５０万人に訪れる。
高級ブランドはイメージを崩すといってマスコミを遮断しているブランドがおおい。
お客は遠くなので、海外の免税店と一緒で、せっかくきたのだからといって買うのと一緒で多く買うという。

若者に人気のアメリカンカジュアル有名ブランド「エディー・バウアー」新宿店に取材班が入った。
全国に４９ある正規店の一つ、８月の終わりすでに店内には秋物商品が目立つ。
その中で夏物も置いていたが、ジャケットなどここ数日売れ行きが止まっていた。
ある日の夜店舗を閉めた後、メンズ８商品、ウイメンズ３商品を売り場から撤去された。
売れ行きが鈍った商品は店舗から去る運命で、季節を先取りするファッション業界の宿命でもある。
２割引きで売られていたジャケットも箱詰めされ、２日後トラックで軽井沢へ。
定価の半額で売られることになり、あっという間にアウトレットの店頭に並んだ。
ついこないだまで正規（レギュラー）店にあったという店員の言葉に客は驚かされ、お客は満足して買っていた。

値付けは本社のアウトレット商品部長が決めている。
あのジャケットを半額にしたのも緻密な計算がある。
９月の１５日の３連休でジャケットの売れ行きが止まるはずで、経験則的なことになるが、半額は３０枚を２週間で売り切るための値段であるという。
全商品の在庫をゼロにするのが目標であり、ゼロになるまであらゆることをするという。
在庫を処分するはけ口としてアウトレットを積極的に活用していた。

なお、アウトレット店には、値引きのない商品もある。
再生産商品といって、正規店で廃盤になった商品をアウトレット店用に再生産された商品だ。
正規店では４９００円で販売していたが、同じ値段というわけにはいかないため、１０００円下げて価格設定しているところが放映された。
在庫品だけで運営するとどうしても品が不足したり、サイズがあわないという問題がおきる。
再生産商品はお客の要望に応える苦肉の策であったが、ものすごく、爆発的というか抜群に売れるという。
今では全商品の１割から２割にもなるという。

横浜ベイサイドマリーナでは、在庫をゼロにする最終手段が年に２回行われるアウトレットの特別セールだ。
２００７．８．１７～８．２６のスペシャル１０ｄａｙｓでは、アウトレット価格から半額で、８点以上まとめて買うと半額、３点以上だと３割引となる。
このセールで在庫品のほとんどを売り切るという。
さすがにこのセールでは利益はでないという。夏物の在庫を全店で一掃するのが狙いで、売れ残りがなくフレッシュ感をだすためだともいう。
なお、横浜など全国６つのアウトレットに三井不動産がからんでいる。