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2008年01月26日
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カテゴリ:教育
今宮本哲也のやり方は中学受験の世界で大きな注目を集めている。書店の学習参考書コーナーでは、著書や教材が平積みされ、ベストセラーの上位を独占。最も売れているのが、宮本が授業のために開発した「賢くなるパズル」だ。

足し算だけの初級編はこうだ。
9個のマスを1~3の数字で全部埋められたら完成。但し、タテヨコそれぞれの列には違った数字が入らなければならない。同じ列に同じ数字は入らない。どのように数字をきめていくかというと、太枠の左隅に小さく書かれた数字がその中に入れる数の合計になっている。

朝4時、宮本は毎日この時間に歩いて教室に向かう。夜一人で教室にいると寂しくなるが、朝だと先取りしている気がして気持ちがいい。誰も歩いていないし。
宮本の算数教室は首都圏でも塾の激戦区と呼ばれる横浜に構える。

教室に着くなり冷蔵庫に向かう。冷蔵庫には1週間分の食材がつまっている。独身の宮本は自宅では一切食事をしない。器用にはさみで調理していく。1人暮らしをして30年、男の料理にも磨きがかかる。腹ごしらえをしながら授業内容を考える。教室は週末だけしか開かない。3年生から6年生までそれぞれ1コマずつ。しかし3年生でも1コマ90分。6年生では4時間ぶっ通しの長丁場だ。

3年生の教室。始業時間の30分前だというのに、教室には緊張がはりつめている。子供たちは互いに口もきこうとしない。宮本も何も声をかけようとしない。
そっけなくプリントを配りはじめた。静寂の中、ストップウォッチを手に教壇に立つ。
いきなりカウントダウン。10,9,8・・はじめ!で授業がはじまった。
配られたプリントはそのほとんどが計算ブロックのパズル問題。このパズルは引き算が条件に入ることやマスが一つ増えるだけで劇的に難しくなる。

今解いているのは、5マスのブロックでしかも足し算だけでなく、引き算、掛け算、割り算すべての可能性の中から数字を導いていく。
教室にはただ鉛筆の音だけが響く。
授業開始から3分、1人の子が手を上げた。宮本が「マル」という。マルをもらった生徒が次の問題へ進む。次々と手が上がる。宮本が「ボツ」という。ボツは不正解。何が間違っているのかも教えない。

このパズルは一つの列を埋めるにも、いくつもの計算式を考え出さなければならないのがミソ。ひとつ間違うと全部破綻する。ボツかマルか緊張の瞬間だ。ボツかマル、この2つしか宮本は言わない。教えない、質問も受け付けない。とことん子供たち自身に考えさせる。
そして答えとやる気を引き出す。これが難関中学進学率80%の原動力。
90分の授業が終わった。宮本は無言で子供たちの席をまわる。正解した数だけ与えるシールだ。
これが先生からの唯一のほめ言葉だ。
終業のあいさつも特にない。徹底して、子供たちのめんどうをみない。

賢くなるパズル(入門編)





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Last updated  2008年01月26日 21時01分19秒
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