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カテゴリ:環境
中国の成都は、内陸に位置する四川省の省都であり、人口は1060万人だ。四川省は日本の1.3倍ほどの面積だ。
人口は8600万人で、隣接する重慶市は四川省より独立したが、あわせると人口は日本1国に相当する。 緯度は九州最南端と同じだ。日本からの距離は、東京-成都間は東京-福岡間の4倍に相当する。ちなみに上海は東京-成都のちょうど真ん中に位置する。 成都の街の歴史は古く2500年前にはすでに城壁で囲まれた大規模な町が造られた。 四川は三国志の主人公らが大活躍した場所で「蜀」があり、黄河流域の「魏」、揚子江流域の「呉」と並ぶ三国時代であった。 四方を山々に囲まれた蜀は難攻不落の要塞と、豊かな自然の恵みを持って古くから、天府の国と呼ばれ、そこを舞台に1800年近く前に英雄たちが活躍した地である。 その遺跡(古戦場の跡)はいまでも残っており、「三国志」で有名な名将、諸葛孔明と劉備が活躍したが、史実が山ほど残っている。 一度成都へ行ったことがあるが、古都京都に似たとてもいいところだ。 その地でM7.9という阪神・淡路大震災(M7.3)の30倍ものエネルギーの大地震がおきた。断層は300km(阪神60km)という。 石積み、レンガ、鉄骨が細い、地形は峡谷というように、地震にもろく甚大な被害がおきている。 今回、ささやかだが1万円を募金した。 中国大使館に掲載されているので、参考まで。 http://www.fmprc.gov.cn/ce/cejp/jpn/xwdt/t434982.htm 中国銀行へはネットから直接募金できなかったため、みずほ銀行を介して募金を行った。 同じくミャンマー(ビルマ)は軍事政権で救援を拒んでいるので戸惑ったが、3000円を投資家ジョージ・ソロスが信頼をおくWFP(国連世界食料計画)に募金した。 なお、募金詐欺が横行しているとも言われるので、注意していただきたい。 今思うことは、少しでも日本の仮設住宅と古着を輸出できないか。 また、世界で軍事費が膨大だが、世界の国々の軍隊は被災に対する救援部隊に変貌してほしいものだ。 国連かそれに変わる組織が、(現時点は)強力な防衛隊を持ち、各国は自国を守る軍隊を最小限に抑えるのだ。日本はその先頭に立つのだ。 一方で今日サンデープロジェクトでやっていたが、日本でも避難所にもなる小学校などの耐震が基準に満たない学校が数多くある。おきてからでは遅い。今回の四川大地震は他人事ではないのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年05月18日 21時57分34秒
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