カテゴリ:動物行動学 進化論
今回の疑問は、雛や赤ん坊が大声で鳴くと天敵に見つかりやすいはずなのに、なぜにこうまで大声で鳴く動物が大多数なのか?ということである。
静かにしている方が良いのではないか。 そう、静かにしていても、親は巣の位置をしっかり覚えているだろうから子供に食事を与え忘れることなどないのである。 コウモリなどの一部の動物は、視覚が弱いから自分の子供を鳴き声で判断しているが、ほとんどの動物は巣の位置をしっかり覚えている。 動物行動学の淘汰に於いては、こういう考え方をする。 同じ時代に、同じ種の動物で、子供がよく鳴くグループと、あまり鳴かないグループがあったとする。(よく鳴くのは現存するもの) どちらが、環境に適応し、生き残るか。または、子孫を多く残せるか。 現存する動物の行動には、全て意味があり、有用だから、生き残ってきたのだ。 (続く) 横尾けいすけ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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