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2009.01.09
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カテゴリ:石井裕之さん
今日、御紹介する本は石井裕之氏著作の「壁」です。

壁

自己啓発書である、この本は昨年末に発売されました。
本の帯には石井氏のメッセージがありました。
「この本は、僕が20年まえから言いたかったことです」
石井氏は10冊以上の啓発書や成功哲学の本を発売していて、新刊ができる度に大胆なセールスを繰り返しているので、今回も「大きい事言ってるなぁ」と思いながら本屋のレジでお会計を済ましたのですが、店員さんからブックカバーを付けてもらっている瞬間に気が付いたのです。
「20年前って、平成が始まった時だ。」
そう、20年前は今の平成時代が始まった時、同時にあの昭和の時代が終わった時期です。
周知のとおり大東亜戦争の時を中心とする激動の昭和ですが、その後の昭和後期に訪れたバブル崩壊も激動でした。
上げ潮の時期にサラリーマンになった僕が3年後に体感した景気の崩壊。それが20年前です。
それは昭和天皇崩御と全く関連無いのですが、土地価値神話崩壊を引き金に起こった出来事でした。

閑話休題
石井氏は「壁」にて20年前の昔話は全くしていません。
主旨は「壁の越え方」です。
~ 人は苦難を確認すると、それを壁と言う。しかし人生に壁が無くては進歩もない。壁の向こうにたどり着けた時、人は大きくなるのだ。~
~ そして重要なのは、壁を越えた事実でなく、どうやってその壁を越えたかの経験だ。~
必死になって無我夢中に壁を越えてもその術を学習出来なかったら、同じような壁が将来現れてもまたもがき苦しむ事を繰り返すだけ。

「大切なのは壁を越えた経験でなく、“どうやって壁を越えたか”である。」
これがメッセージです。

例えば、20年前の不況の時、経営者が自社維持のため必死になって壁を乗り越えたとします。
その方法が徹底したコスト削減。経費削減、工場休止、政府の援助、そして従業員斬り。
そうしてなんとか乗り切った会社もあるのですが、壁を乗り越える術を学習していないと、たった20年でまた同じ苦難が訪れるのです。

世界的に大不況なのですが、日本だけに有利なのは20年前の実体験です。
あの時に従業員斬りという安易な手段を極力避けて乗り切った人には
今の壁も恐れるに及びません。
壁を乗り越えるなり、大回りして迂回するなり、穴を空けるなり、あの時の成功体験を生かしてください。

20年前に不況を経験していなかった若い人、その時に勉強できなかった人にも朗報です!
今回を“どうやって超えたか”という体験をすれば将来も怖がる必要がありません。
麻生首相がよく言う「100年に一度の大不況」は、「100年に一度自分を啓発できるラッキーチャンス」なのです。
将来に自信が持てるのです。


横尾けいすけ
Yokoo Keisuke






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最終更新日  2011.01.21 07:05:22
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