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2012.05.12
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カテゴリ:輪廻転生
父と私

わたくしの父は、昨日、他界しました。(享年七五歳)
父は三年前に脳出血で倒れ、左半身の麻痺と、嚥下障害という喉の麻痺を発症しました。
特に嚥下障害は、つらい三年でした。食べ物と飲み物を口から摂ると肺に入ってしまうため、胃に直接チューブで入れたり、血管に栄養を入れたりの三年間でした。
三年間も水すら喉を通らない日々を想像出来るでしょうか。また、痰も、どんどんと肺に入ってしまいます。よって、肺炎を起こしやすく、肺の細胞が壊死してしまうため、数日前から浅い呼吸でした。看護師さんによる痰除去、これは大変痛いのです。その痛みは毎日数回行わなくてはなりません。
悪い見方をすれば、「生き地獄」です。

しかし、父は、その苦行を通じてカルマを成したのだと思います。
「人は何のために生きるのか」それを伝えたのだと思います。
父は、お世辞にも社会性のある人ではありませんでしたが、発症してから継続して病院生活を送る中で、生まれて初めて感謝の気持ちを表す事が出来るように成りました。
「看護師さん、ヘルパーさん、きょうもありがとう。」言葉は出来ずとも、そう眼で言えるようになったのです。

感謝、想いやり、利他心。それこそが人のカルマであるというのが父のメッセージだったのだと感じます。


横尾けいすけ Yokoo Keisuke
mail to keisuke450@gmail.com





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最終更新日  2012.05.12 23:34:34
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