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カテゴリ:BL小説
BLメインのブログにするはずだったのに、すっかりご無沙汰。 途中でほったらかしの本が何冊もあるしなあ。 久々に新刊(でも先月発売)の「SASRA」(1)のエジプト編を読む。 人気BL作家さん4人によるユニットだけど、そのうち読んだことあるのは木原さんと和泉さんだけだ。あ、ひちわゆかって「キャンディ」の人かな。あれは読んだぞ。 BLに極端にハマって1年以上になるけど、相変わらず好き作家さんに偏向する傾向があるなあ。さっぱり裾野が広がらない。 去年の今頃は、平日も仕事のついでとか、土日ははしごしてまで、都内中のぶこふを制覇しそうな勢いだったのに、今年になってピタリと止んだしなあ。もう飽きてきてるのか? それとも脳が老化してついていけなくなっているのか? とりあえず今は7年ぶりにゲームに夢中だ。んもうNINTENDO DSってば、憎い奴! BLのアラブものは結構人気のあるジャンルらしいけど、数冊読んだものはどれも結構設定や背景がいい加減で、読むに耐えないものだった。 なんか、戦前のアメリカ人の日本に対するイメージが、ゲイシャ、サムライ、フジヤマだったのと似ている。まちがった情報による憧れだけで書かれている。 とりあえず、フィクションであっても中東は不可侵にしといたほうがいいよ。アッラーの神は理解不能だ。あそこはあのまま隔離してそっとしておこうよ。原油だって永久に湧くわけじゃないんだしさ。 唯一自分たちを恐怖と感じないやつらは許せんとばかりに、アメリカがむやみに手を出すから、永遠にこの世から戦争はなくならないんじゃないか。ちったあ反省しろ! 閑話休題。 アラブじゃなくて、「SASRA」の1話目はエジプト王国だったという話。 キリスト誕生以前のエジプト史は子供の頃結構好きだったぞ。あの巨大なピラミッドやミイラの謎に胸をときめかせなかった子供がいるだろうか? いやない。ツタンカーメンだってちゃんと「ツト・アンク・アメン」て発音できるもんね(爆)。なので、この本、書かれている時代は予想がついたが(ツタンカーメンよりはずっと前だ)、背景描写はちゃっちいな。 ま、所詮、輪廻転生もののラブストーリーだからな。カップル二人が魅力的で、適度な邪魔者がいてひっかきまわすぐらいのハラハラドキドキがちょっぴりでもあればよしとしよう。 古代エジプトは奴隷制を敷かなかった点で評価しているし(そうだよ、あの巨大なピラミッドすら、つくったのは奴隷じゃなくて王を崇拝する民なんだよ。その点ヨーロッパはすぐにレイシズム入っちゃう点でだめ)。多神教もギリシャ・ローマ神話よりずっと古いのに、環境が悪すぎて文明としては続かなかったのが残念だ。少数民族多すぎて統一言語が育たなかったのも痛い。象形文字はあれはあれで、立派な文明だと思うが。やはり砂漠は長く繁栄しないってことか。 最初にロンドン行った時、なにをおいてもまず大英博物館でロゼッタストーンを見たかったが、直後にアッシリアの建造物にノックアウトされた記憶は一生忘れまい。圏外だったのに! やっぱりホンモノに触れるって大事だよな。たとえ略奪してきたものであっても(笑)。って、結局中東かい! えーっと……、とりあえずこの「SASLA」、この後中国やら江戸時代やらに転生するらしいが、運命の二人であることの記号が痣とか幻聴という点ですでに使い古されているネタなのが残念。 ただひたすら、円陣さんのイラストを堪能するためだけに買ったようなもんだなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.17 23:55:46
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