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テーマ:たわごと(26743)
カテゴリ:いろいろ
今日は久々に朝から大手企業で取材。
いや本業とは関係のない小商いだけど。 普段仕事に行く格好は、人と合うアポイントがない限り、どーでもいい格好で、カラーのついたシャツか、夏はキャミ+シフォンのチュニック風の重ね着が多いんだけど、ちゃんとネクタイ締めている人たちばかりのところには、ちゃんとした恰好で行く。Tシャツ=下着という頭の堅い母親の刷り込みで、未だにオンタイムでTシャツだけで出勤するのは勇気がいる(家ではくたくたになるまで着倒しているのだが)。でも今日のはTシャツなのかもしれない。 明日、何着て行こうと考えていたら、春先に仕事用スーツ一式を買ったときに、白のインナーを同時の買ったことを思い出した。そういえばこのスーツを一回だけ着た時はシャツを着たから、インナーはまだ値札がついたままクロゼットに吊るしてあるなあと探しだしたら、左裾下のでかでかとブランド名の入った、なんつーかVネックのピタTのごときものだった。 買う時、店員さんから「インナーとベルトはどうしますか~」と聞かれ、適当に答えていたので、なにを買ったかよく分かっていなかった。 基本的に、服にはほとんど興味がないので、仕事着は定番のもののいいやつを数年に1着ぐらい買うんだけど、セレクトショップ行くと自分のサイズはなかなかないから、あると値段見ないでカード買いして、気がつくと余計なものまで売りつけられるのがガンだな。数年前に冬物買ったときは、12万のスーツに5万のシャツと6万のスカーフがくっついてきてビックリした。おい! ちゃんと値札見て予算決めて買い物しろよ! ところでこのシャツ、ポリウレタンが8%も混入していて、脇の下からダブルステッチでかなりの角度のダーツが入っていて、しかもダーツの両側はバイアス使いという凝りようだった。オフどころか真っ白で、バイアス部分が淡いグレー。底上げブラが映える映える(爆)。 すんごい伸縮性があるけど、同時にすんごいフィット感で、オフボディのフワフワヒラヒラしたスモック流行りのこの夏に、このピタシャツ着るのは勇気が要るんでないの?と心配になる。 案の定、会社戻ってシャツだけで別の階に行ったら「ど、どうしたんですかその服」って、あんまりな。会社でエリなし着ることが珍しいせいか、浮く浮く。ていうか、30過ぎると白って似合わなくなるので、下ろしたての真っ白Vネックはすんごい目立つのだった。 「あー細く見えるよ~」ありがとう元長よ。あなたのその女を陥落させる言葉がこんなに救いになったことはない。そうでしょうとも。ダーツの角度すごいもん。上げ底の胸が引き立つこと! 身長ないので40キロになっても「細い」「やせてる」とは言われたことがないから、うれしいよ。 しかしこのシャツ、胃が膨らむようなもの絶対食べられないんですけど。ウエストマークのパンツでよかった。油断していると収縮してずり上がってへそどころか腰が丸見えになっている。 20代の派遣ちゃんに「えーイ○ーガー? 知らなーい。でもそんなチビT,昔よく着てましたよ~。109で買ったんですかあ~」って言われて複雑な気分。やっぱりこういうデザイン はもう着てはいけないの? でも腹出てないし! 既製品のウエストサイズ58だし! 二の腕の太さに問題はあるが、まあいいじゃないの。どうせすぐにシミつけて着られなくなるんだから(白はこれが怖くてほとんど買えない)。 白を着ると、モンゴロイドはつくづく黄色いなあと思う。ブロンズ色のほうが白は似合うのね。もう乙女じゃないからコットンとか着られないし(かといって化繊もダメな人)。 アキバあたりを徘徊していると、この猛暑にごくろうさんにも欧米系のオタクな若者をよく見かけるけど、かれらは本当になんつうか、鳥肉のモモみたいな色してるんだよね。肉色。ピンク。もうちょっと健康的に日に焼けるとカッコイイのになあ。 ファッションについて書くことなんてもうないだろうから図に乗る。 昔、吉行淳之介のエッセイで、「外着が地味な人は下着が派手」とか書いていて、大人になってみると、見事に当てはまっていて笑った。 基本的に外着は柄もの着ないし、最大3色以内でまとめるから地味だけど、ナイトウェアは派手だぞ(笑)。泊まりに来たり一緒に旅行行くと、たいていびっくりされる。 ジュリエットドレスからベビードールまで、普段着れないようなものは、夜着ているんだ。別に男に見せるためじゃなくて、単に自分の好みで(笑)。 ふわふわもゴージャスレースもすけすけもひらひらも全部ある。むろんぜんぶネグリジェだ。 アメリカでちょっとだけホームステイしたうちと、ヨーロッパの一般庶民の家を取材して歩いたときに、彼らがいかに寝室での時間を大事にしているかを知った。ランジェリーとナイトウェアとベッドリネンにお金をかけている。 真似するわけではないけど、人生の3分の1を寝てすごすんだから、睡眠の時間を優雅にすごすのはいいと思った。ベッド文化ならではの贅沢だし。 以来、うちのベッドリネンは服より高い(笑。間違っているよ、きっと)。 まあ、都市部の可処分所得の多い独身層ならではの傾向かもしれない。ハウスワイフは家中かざりたてるし、ホームパーティ行くと、まずは自慢の自宅を全部案内したりするからなあ。あの感覚はわからん。 いちばん笑ったのは、ハンブルグで取材した家で、取材のテーマは子育ての男女同権だったのに、延々と家中連れまわされて、特に機能的で頑丈なことで知られるキッチンがすばらしかったので褒めたら、「そうでしょう? いつもきれいにしていたいから、料理はしないの」とか言っていた。いいのかドイツ人。 あ、ほらみろ、ファッションじゃなくなってるじゃないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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