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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
この映画の冒頭と最後のエド・マローのスピーチこそが
この映画の主張であると思う。 1950年代の物語であるが、現代にも通用するどころか まさに現代の我々が直面している問題について述べた作品 である。 エド・マローのスピーチの一部である。(正確ではないかも 知れないが、そこは、ご容赦) もし50年後か100年後の歴史家が、今のテレビ番組を 1週間分見たとする。彼らの目に映るのは、恐らく今の世の中 にはびこる退廃と現実逃避と隔絶でしょう。アメリカ人は裕福 で気楽な現状に満足し、暗いニュースには拒否反応を示す。 それが報道にも現れている。 だが、我々はテレビの現状を見極めるべきです。テレビは人を欺き、 笑わせ、現実を隠している。それに気付かなければ、スポンサーも 視聴者も制作者も後悔することになる。 ここは現代の日本のテレビを考えれば、明らかである。 さて、エド・マローが戦った相手は、表面的にはマッカーシーで あるが、本当の相手は、むしろ、テレビの視聴者たちではなかっ たか。 民主主義と言いながら、北朝鮮並みの独裁管理国家に変貌させ ようとしている政権に高い支持を与え続けて、その次期総理にも それに匹敵する人物に高い支持を与えているわが国にこそ、この ような映画は必要ではなかろうか。 この映画はエド・マローという放送界の巨人の伝記映画の体裁を とっているが、人は時代の中でどのような行動をするべきかという ことを訴えたのではなかろうか。 もちろん、それはマスコミ関係者のみではない。 すべての人に投げかけられたことである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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確かにエド・マローのスピーチ、良かったですね。
おっしゃるとおり、時代の中でどのように行動するべきか、 マスコミ関係者のみならず、すべての人に投げられたテーマでしょうね。 深い洞察を加えられたレビュー、敬服いたします♪ (2006年06月04日 02時35分47秒)
この作品には「決め台詞」がたくさんありました。製作者の思いは充分に伝わる映画でした。
(2006年06月04日 08時07分25秒)
主張をもった報道番組、いまの日本、すくなくなりましたね。TVタックルのように、バラエテイというオブラートに包んだ報道番組のようなものばかり。
日本のTV人に、みてもらいたい作品ですね。 (2006年06月04日 08時27分38秒)
私も嫌いです。最近、ニュースはトップのタイトルだけしか見なくなりました。
暗いニュースが多いのは、暗い現実の世の中を反映しているから。暗い現状を明るくできない政治家達... だからと言って、民放の横並び政治も芸能ネタにしてしまう風潮はもっと嫌ですし... (2006年06月04日 12時05分02秒)
こんばんわ!
哲さん、コメントありがとう! ごめんね・・・実は『睦月さーん!』シリーズで紹介しておきながら、この作品、未見です。 なんか、観に行こうとおもいつつなんとなく観ないでしまっていた・・(苦) 最近のジョージ・クルーニーがらみの作品は 大変に社会派色が強いものが多い。彼自身が、これだけしっかりとした思想や、価値観を持つ俳優だったとは・・正直思ってもいませんでした(苦)。 うん・・・ 哲さんの記事を読んだらやっぱ観るべきと思いました。 (2006年06月04日 21時15分14秒)
製作者の熱意と志を感じます。
ご覧になりましたら、是非、感想をお聞かせ下さい。 (2006年06月06日 00時40分15秒)
真剣なものもすべてバラエティ風に笑いで逃げる。
そしてまじめに向き合おうとしない。 これが日本におけるテレビの実態と思います。 この映画はおっしゃるように日本のマスコミ関係者 やジャーナリストには是非、見てもらいたいと 思います。 (2006年06月06日 00時44分57秒)
暗いニュースは確かに嫌です。
しかし、本当に嫌な気持ちにさせるのは そのようなニュースで報じられる状況を 放置するかすり替えて誤魔化す政治家たち の存在です。 (2006年06月06日 00時50分51秒)
睦月さんがこれをご覧になっていないとは意外でした。
もし、まだ上映中であれば、是非! 今やジョージ・クルーニーは志の高い行動する スターです! (2006年06月06日 00時52分40秒)
>民主主義と言いながら、北朝鮮並みの独裁管理国家に変貌させ
ようとしている政権に高い支持を与え続けて、その次期総理にも それに匹敵する人物に高い支持を与えているわが国にこそ、この ような映画は必要ではなかろうか。 そう感じます。 (2006年06月08日 13時07分54秒)
見てきました!
モノクロがよかったですね。本物のTV映像と何も違和感がなかったですし。 実はテレビライフから遠ざかって数年経ちます。 受身になりたくなかったし、何よりその情報量の多さに自分の許容範囲が狭すぎて追いついていけないのです。恥 おっしゃるとおり、見る側全てに熱いメッセージを送ってます。 いろんな事を受け取る中で、何が本当なのか本質は何かを、見る目を養うのが大事ですね。 (2006年06月12日 21時08分14秒)
はじめまして
ビッグイシュー応援団の宮崎です。 「本当の相手は、むしろ、テレビの視聴者たち」というのに興味を覚えました。 確かに、視聴者が報道番組を好んで見れば →視聴率が上がり →スポンサーがつき →更に報道が充実する はずですから。 報道の弱体化をテレビ局「だけ」のせいにするのはオカシイですよね。 (2006年06月15日 23時46分47秒)
モノクロの重厚感が光る、深い深い映画でしたね!こんな深く考えさせらる映画を撮ったジョージ・クルーニーに惚れ直しました♪
僕も渋い男になれるように研究したいと思います! トラックバックさせて頂きました_(_^_)_ (2007年08月13日 09時33分58秒) |
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