|
全て
| カテゴリ未分類
| 浜んまち映画祭
| 「甘い人生」
| 作品レビュー(日本映画)
| 読書レビュー
| 時事
| 作品レビュー(外国映画)
| 映画の話題全般
| 映画スタッフ
| 映画俳優
| 長崎の話題
| 映画監督
| 作品レビュー(中国、香港、韓国、台湾)
| 硫黄島2部作
| 実録・連合赤軍
| 映画「靖国」
| 演劇
| アクセス数
| 哲学カフェ
| ソーシャルネットワーク
テーマ:政治について(19786)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
正義と民主主義の名のもとに武力介入するアメリカの
姿勢のナンセンスさについては、「地獄の黙示録」に おけるフレンチ・プランテーションでクリスチャン・ マルカン演じるその主人によって痛烈に語られる。 マイク・ニコルス自身は、戦争における不条理と矛盾 を「キャッチ22」で当時のベトナム戦争を意識して 痛烈に描いた。 今回の作品「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」が これらを上回ったかというと、そうではない。 そもそも「地獄の黙示録」や「キャッチ22」は何年 かに一度の傑作であり、比較自体が無意味かもしれな い。それにしても、トム・ハンクスとジュリア・ロバ ーツがうまく活かされていたかというとそうでもない。 全体的にもあまりにも実話であることに寄りかかりす ぎで、そこから映画的魅力を生み出したかというと、 そこも不満である。 こうしてこの映画について欠点をあげると限がないが、 アメリカではごく一部の金と発言力と人脈のあるセレブ の極めて私的なローカルな動機で簡単に武力行使が出来 ることを描いたという点は評価できると思う。 アメリカの戦争というものは、そういうものであろう。 では、日本はどうか。祖父が出来なかった改憲を自分が やろうという安倍政権の姿勢も似たようなものだ。 日本の場合、そういう動機の政権が生まれたということ で、これはある意味、アメリカ以上の異常さである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月20日 08時56分52秒
コメント(0) | コメントを書く
[作品レビュー(外国映画)] カテゴリの最新記事
|
|