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カテゴリ:作品レビュー(日本映画)
「渚のシンドバッド」を見たときは、それほど感じなかったが、
「ハッシュ!」を見たときには橋口亮輔という監督は、もしか したら社会派ではないかと思った。 今回の「ぐるりのこと」を見たときに、これはまさにそうだと ほぼ確信に至った。しかし、強烈にメッセージを投げかけるわ けではない。 自分の日常の位置から、今の社会と人間関係のあり方に疑問を 投げかける。そこがいい。 カナオが法廷画家として法廷に出向く、数々の裁判を通して、 ナカオと翔子を取り巻く社会のありようが、描かれる。 それは単に背景ではなく、そのような事件が起きる社会に彼ら 二人が生きているという危機感を醸し出す。 また、カレンダーや彼らの部屋や位牌などで彼らの状況を描き 出す演出の良さ。 まさに熟練の演出という感じだ。 「渚のシンドバッド」から6年経過して発表の「ハッシュ!」 では、そのブランクを感じさせない傑作であったが、今回も また「ハッシュ!」から7年経過してますますセンスの良さと 熟練の境地を見せてくれた。 橋口監督にブランクは関係なしということか。 次の新作はいつになるのか、楽しみである! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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