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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
「28歳の革命」がキューバ革命の成功への高揚していった
のに対して「39歳別れの手紙」は黄昏のムードである。 キューバに別れを告げ、ボリビアへ渡った彼を待ち受けて いたのは軍事政権とその下での貧しい人々。 革命が起きる下地はあるが、ここでは条件が欠けていた。 それは本来は軍事政権を倒すべき政党の非協力的な態度と 人々の意思の欠如であった。やがてゲバラとその一派はボ リビアの人々の中で浮き、追い詰められていく。 その過程が、前作と同様に硬質で乾いたタッチで語られて いく。見ていて前作のときと同様に「実録・連合赤軍あさ ま山荘への道程」を思い出す。 追い詰められ、やがて破滅していく点は同じであるが、連 合赤軍が自滅の道を辿ったのとは違って、ゲバラのゲリラ 軍は敵と闘って破滅していく。連合赤軍のような「仲間殺 し」の迷路に陥ることはない。それは敵が目前にいるかど うか、また誰が敵かが明確に認識できたかどうかであろう。 ボリビアで革命が起きなかったのは、ゲバラたちの戦術の 問題ではなくボリビア人の現状認識によるものであろう。 この点は、もしかしたら、現在の日本人と非常に似ている のではなかろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月09日 00時13分28秒
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