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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
戦争というものは国家公認の人殺しである。
しかし、いくら国家公認とはいえ、人を殺すということが それを実行する人にとってどれほど重く、その人生に影響 を与えることか。それは戦場から戻って叙勲などというも ので癒されることではない。叙勲などということは唾棄す べきものであろう。 主人公が最後に取った行動の背景には、彼の癒されること のない戦場体験があるのは間違いないはず。 このことから考えると、この映画が「現代のアメリカをは じめとした諸国家」に対してのメッセージがあるのではな かろうか。 このような方法もある。報復の連鎖を生じさせないこのよ うな方法もあるということだ。 もちろんこれはベストの方法ではない。ひとつの提示であ る。私たちはもっとこのような方法を真剣に考える必要が あるのではないか。 それは、日本国憲法第9条にこめられたものであり、活か す方法ではなかろうか。 このように考えると「グラン・トリノ」は極めて現代的で あり、かつ真摯に政治的なメッセージを持った作品である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月07日 01時00分53秒
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