多読を始めた頃に読み始めたのはGR(Graded Readers)でした。
語彙に制限を設けて、英語を外国語として学ぶ人のために(?たぶん)やさしいものから順にグレードわけられているものです。
私はわりに早くから児童書を読み始めてしまったので、あまり読んでいないような...。
とっても久しぶりに読みました。
この話のドキュメンタリーを見て、GRにあるのを思い出して購入しました。Oxford bookwormsです。
実話です。表紙にあるようにメリルストリープ主演で映画化されたようです。
私はドキュメンタリーを見たことがあります。
もちろんカレン・シルクウッドさん本人は亡くなっていますので、彼女の友人達のインタビューや再現場面ですが。
★The Death of Karen Silkwood
話は1974年、橋の下に落ちた白い小さな車の中にカレンの遺体が見つかったところから始まる。
カレンは28歳。1972年彼女が転職したのはプルトニューム工場の作業員だった。
工場は社員の安全のために万全を期しているとしていた。
あるとき、彼女と友人が工場を出ようとするとサイレンが鳴る。
友人の身体から放射性物質が検知されたのだった。
労働組合の一員になった彼女は原子力産業交際労働組合(OCAW)の会議に出席し、放射能の恐ろしさを実感する。
OCAWのリーダーに証拠を集めることを頼まれたカレンは同僚にインタビューをしたり、資料を集めたりし始めた。
会社から目をつけられたカレン。
ある日、カレンが工場に入ろうとするとサイレンが鳴った。
カレンの友人だった人たちが口をそろえて「彼女はOCAWに渡す資料を持っていたはずだ」とドキュメンタリーで答えています。
その資料は事故車の中にはなかったのです。
背筋が寒くなる話ですが、実話なのです。