旅行に行った時に絵本や児童書を買ってくるんです。
安く買える時もありますが、その本との出合いと言った感じです。
英語の本は本当に数限りなくあるわけですから。
旅行先でその場所にまつわる絵本などがあると本屋さんやインターネットで出会った時とはちょっと違った顔でそこにあるように思えてしまうのです。
春に行った旅行の日記をついこの間まで書いていましたが、行った先がナショナルパークで、それもプエブロインディアンたちの遺跡を見ることが多かったのです。
ですので、ビジターセンターのブックショップにもインディアンの伝説の絵本がいくつもおいてありました。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_9780698%2f9780698113596.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_9780698%2f9780698113596.jpg%3f_ex%3d80x80)
★The Legend of the Bluebonnet / Tomie dePaola
あるインディアンの村に家族を亡くした少女がおりました。
その村にはもうずいぶん雨が降っていませんでした。
雨乞いの踊りをしても雨が降る様子はありません。
村のシャーマンによると、人々がわがままにするのでスピリットが怒ったのだと。
怒りを静めるために一番大切なものを火にくべて祈りをささげなければいけないというのです。
いったい何がスピリットが望んでいる一番大切なものは何だろうと村人たちは悩みます。
みんなが寝静まった時、少女は唯一つの家族の思い出であるお人形を火にくべました。
次の朝、そのお人形を燃した丘にはお人形の髪に挿してあった真っ青の羽と同じ色の美しい花が咲いていました。
その美しい花はスピリットからの許しであったのです。
She-Who-Is-Aloneと呼ばれていた少女はOne-Who-Dearly-Loved-Her-Peopleと呼ばれるようになりました。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_9780698%2f9780698113602.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_9780698%2f9780698113602.jpg%3f_ex%3d80x80)
★The Legend of the Indian Paintbrush / Tomie dePaola
あるインディアンの村に少年がおりました。
他の少年たちよりも身体が小さい少年でしたが特別な才能を持っていました。
若者になったその少年は夢でビジョンを見ます。
夢に出てきたおじいさんは「絵を描くことで偉大な者になるだろう。みなが忘れられないような絵を描くだろう。」と。
もう一人の女性は白いバックスキンを広げ「これに真っ赤に燃えた夕焼けを描くことになるだろう。」と。
彼が夕焼けの絵を描いた時使った筆は次の朝その丘に根をおろしオレンジや黄色の花を咲かせていました。
ブルーボンネットはルピナスの一種だそうです。
アメリカのテキサスが原産なのだそうです。
インディアンペイントブラシはカナダでも見られるようです。
ブルーボンネットよりはずっと寒いところで咲く花のようですね。