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子どもに好奇心をもたせ、学習の意欲を高めようと日夜あーでもない、こーでもないとアタマを痛めています。でも考えてみると、実は、子どもの好奇心は、親や教師の好奇心に大きく依存しているのですよね。
まず、「良い」環境は大事です。豊かで多様な環境で過ごすことは前提条件です。いい音楽や絵画、楽器、遊び道具、多種多様な本。野外に積極的に連れ出し、昆虫や植物などの生き物、森林・川・海。 しかし、それを活かせるかどうかは、たとえば、子どもが野外で昆虫に好奇心をもっても、その好奇心をいっしょに育てる態度と能力が大人になければ、十分に育たないでしょう。ムシ・アレルギーの親のもとで育つ子どものことを想像してみましょう。 逆に、親が昆虫に興味をもてば、子どもは昆虫を見たりさわったりする機会に多く恵まれます。絵画や楽器、あるいは星、あるいは本。絶対とは言いませんが、大切な幼児期ほど、その影響は絶大です。ああ、オソロシイ。 子どもの好奇心を育てるには、親や教師の好奇心こそが大きく問われるのです。今まで、無関心で過ごしてきた方は反省しましょう。私もまだまだ興味の偏りがあります。子どものためにも、これから、親の私たちが何にでも興味をもって生きてみましょう。 好奇心をもつためのポイントは、固い言葉で言えば、問題意識をもつ、ということでしょう。「見れども見えず」とは言われますが、人間は、意識的に問題意識をもっているもの以外は、目に刺激が入っても、認識できないんです。 では、その「問題意識」をどう深めていけるのか? 私は自分の周りにあるもの、起こる出来事、「すべてに意味がある」、「何か語りかけている」、と思うようにしています。しかも、それらは、「私に何かを伝えたい」と思って存在しているんだ、と。 私は、そのありがたいメッセージに耳をかたむけるだけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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