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いろんな記憶方法がありますね、ゴロ合わせ、スピード記憶法。
試験シーズンです。あれも、覚えていなきゃ、これも覚えていなきゃ、と不安は尽きませんね。 どうして、私は、こう記憶できないの? でも、忘れることも大切で、一度忘れることで、生きた記憶として定着するようです。 子どもたちに、補習授業をしたりしますと、難しい顔をして、私が書いた黒板や、言葉を一字一句書いている子に出会います。 「覚えなきゃいけない」とのプレッシャーをひしひしと感じます。 「こんなこと、忘れてもいいんだよ、いや、忘れてしまいなさい。 その代わり、今、一生懸命考えなさい。」と指導しています。 人間は、受け取った知識を一旦、潜在意識に落としてこそ、自分のものとして再利用できるのだと思います。 細かいことは、忘れても構わないから、本質のところを、徹底的に考えさせ、想像させる方が、長い目でみて、ず~っとお得。 人間の皮肉というか、覚えようとするから覚えられないんですね。 そう言えば、寝ることによって、記憶の定着しますよね。一旦、手放すことの大切さを教えてくれているように思います。 ある映画監督の言葉です。 これを撮った、これが撮れた、だからこうすれば良いなどと考えているうちはダメで、考えていることしか映らない。辛抱強く待っているうちに、自然に出来てくるという感じです。20年前に撮った映像と、昨日撮った映像とで、昔撮った映像のほうが新鮮だったりすることがある。編集のときは『あの撮影のとき、こんなことがあったなあ』『こんなつもりで撮影したんだったなあ』などといった事を、一度忘れるんです。自分の意図などに支配されてしまわないように。映っているものだけを見て、映ったものの中から立ちあがってくるのを待ちます」 熟成の必要とでも言うのでしょうか。 これは、子どもの発達においてもあるように思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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