テーマ:障害児の親として(1425)
カテゴリ:カテゴリ未分類
しばらく「はてなランド」を休んでいたA君、アスペルガーの診断をもらっている6年生なのですが、今日の活動で、オッ?!明らかに落ち着いて、深みを増しているのです。
他の子の状況を把握して、全体との調和を図っています。 リーダー役さえ、買ってくれています。これが、2年前、一人で奇声を発していた彼とは、誰も同じ子だとは信じないでしょう。 もちろん、今日突然、ヘ~ンシンしたわけではなく、ここ何回かの中で、ちょっとずつ違いを見せてくれていたのですが、ここに来て、明らかな差として表れてきたということです。 私立の中学校を受験して、合格したことが、大きな刺激になっていると思います。辛かった小学校時代とも間もなくお別れし、級友とも別れ、なにより、大嫌いな女の子たちのいない男子校に行けることも、あるのでしょう。 このことをお母さんに電話しましたら、意外にも、お母さんは驚かれ、そして大変喜んでくださいました。私は、とっくに家庭でも、変化を感じられておられるんだと思って、喜びを共有したいと思ったのですが。 小学校では相変わらず、衝突があるそうなのです。敵意にばかり取り囲まれていると、(そう思っていると)、緊張して身構えてしまいまうのでしょう。 つくづく子どもの二面性を知らされる思いがしました。表面的なトラブルの現象の陰で、本来の子どもの成長は、春の芽吹きのように、着実にすすんでいるものなのですね。 手前みそながら、なぜ、彼が「はてなランド」で大人の振るまいができるのでしょうか? それは、一つには、余計な干渉を私にも、友達にもされないからでしょう。彼の存在は、その特殊な能力とともに認識されているからもあるでしょう。 しかし、これとても、簡単にここまできたワケではありません。ケンカ、トラブルは頻繁にありました。私から見て、周囲の子の思いやりというよりも、やはり、彼自身の成長が、周囲を黙らせてきたというように見えます。 とすれば、堂々めぐりですが、なぜ、学校では、成長が見えないのか?ここに問題があるのかもしれません。いや、もしかすると、学校においても、きっと変化しているのでしょうが、それが、認識されていないのか、報告されていないのかかもしれません。 彼は、中学校で、適切な配慮さえあれば、彼の優れた能力を発揮し、光輝くことができると確信できました。心より一人で乾杯をしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|