科学はイタズラだっちゃ！　受験も科学！ 　　　　　科学実験教室&家庭教師 　宮城県大崎市

今日は、学校側に立って、保護者への不信感が生まれる状況を考えてみたいと思います。

最初に、家庭と連絡を取ろうとしても、家庭から反応が返ってこない場合があります。お忙しいことはわかりますが、せっかくの先生からの投げかけに、反応が遅いと、この子の親は、子育て・教育に無関心なのだろう、だから、この子の状態は、しつけの問題ではないだろうか、と思ってしまいます。

そして、最も多いように思うのですが、問題が発生した場合、「家庭では問題がないのに、学校でトラブルというのは、学校の指導の方法に問題があるのではないか」と主張される保護者の方です。
これでは、大きな溝ができて当然です。

たしかに、親にしてみれば、「あなたの子どもが悪い」というメッセージをもらった場合、精一杯頑張っているのに、「だから、どうしろというのだ！」という気持ちになってしまい、担任の先生に反感をもってしまうことは理解できます。

しかし、ここでの態度が決定的に重要です。子どもの将来がかかっている一瞬と言ってもいいでしょう。そのためなら、怒りを一度や二度、抑えることはできるのではないでしょうか。

伝えられた子どもの様子が信じられない、または、指導方法に問題があるのではないか、という場合は、授業参観をさせてもらいましょう。普段の様子を確認した上で、先生と相談するのが一番です。
（子どもが、お母さん・お父さんがいるから、いつもよりお利口にしているにしても）事実を共有しあうことは、何より強いです。

これにより、子どものことで困っているのは、先生だけでも保護者だけでもなく、もちろん子ども本人も含めた、みんなの問題だと、共通の土俵に上がることができます。保護者と教師の対立ではなく、同じ方向を見て進む同士になれるのです。

心を開くことができれば、はじめて家庭内での、細かい問題などもうち明けられるのです。（このこともあって、紙にマイナスのことを先生は書くべきではないのですが）

次に、友達に怪我をさせてしまった場合、「自分の子どもだけが悪いわけではない」と主張される方がいます。これも、わからないではないのです。いつも、何かあれば、あの子のせいだと、言われ続け、反論もうまくいかないのですから、切れない方がおかしいくらいですし、ぬれぎぬも当然あるでしょう。

しかし、ですよ、学校としては、怪我をした子どもの方の対応に走ってしまうのは、当然でないでしょうか。絶対安全を求められる学校としては、それはそれは、心労であるはずです。それなのに、「加害者」側の親からの謝罪に誠意がみられなければ、問題がさらに大きくなり、学校側がキレルのも当然とは言いませんが、あり得ることでしょう。

やはり、あの子は、保護者の人格、家庭環境が問題なんだ、とレッテルを貼られ、本当の対策をされないで終わる心配がでてくるのです。

さらに、やみくもに、教員補助員の配置を要求される場合、これも学校側の事情も考慮されないで言われた場合、学校としても、やはり面白くないでしょう。学校を運営しているのも、感情をもった人間であることを片時も忘れてはいけないのです。

さらに、さらに、先生から見て、家庭での生活リズムが崩れているとみられる家庭環境の場合があります。先生としては、まず、それが大事じゃないの、と思ってしまいます。
先生に話しを聞いてもらい、動いてもらう場合には、やはり、極力後ろ指をさされないように、改善できることは改善させておきたいものです。

皆さんいかが、思われますか？
そんな～、と言われるかたもいらっしゃるでしょう。
先生の言われること、オール・イエスというのも問題でしょうね。
ズレてて当然ですもん。

本当に人間を練られる試練だと思います。
これも、神様が子どもを通してくださった私への
プレゼントだと思ってみたらどうでしょうか？
（本当に偉そうなこと、すみません）
でも、確実に、何も事情を知らないで、責めてくる人よりも
人間的にワンランクもツウ・ランクも上の人間になっていくのです。
そして気が付いたら、すごい高台に立っていることに気づかれるでしょう。

明日以降は、もっと積極的に学校に働きかける場合のヒントをまとめようと思います。
皆様の事例など教えていただければ、幸いです。