カテゴリ:カテゴリ未分類
固い日記が続いてきたので、
これから、「はてなランド」のとっておき授業も、お裾分けしますね。 ご家庭でも、子ども会でもすぐできるものをご紹介します。 今日は、バーチャル投資ゲームです。 あくまで、架空であって、本当にお金を使うわけではありません。設備も何も要りません。新聞と紙と鉛筆、電卓があればOK. 最初に100万円を持っているとして、新聞やインターネットの情報をもとに、架空の株式売買などの取引をするゲームです。実際の株価データや国際為替データをもとに、架空の100万円を運用してどんどん資産を増やしていくのです。 資産増加の上位入賞者には、豪華?な賞品をプレゼントしましょう。 株とか、投資と言うと、目くじらを立てる人もいます。ギャンブルを教えるのか?と本当に誤解される方もいるのには、びっくり。 逆に資産運用を教えたいという方もいて、保護者の反応はさまざま。 一番の目的は、社会を見る目を養うことですから、投資をすすめるわけではありません。社会の変動を予測する仮説をたてさせること、そして、その検証こそが、命です。ですから、実績はどうであれ、すばらしい仮説を立てた子を、いっぱいほめてあげたいと思います。 しかし、投資と限ってみても、逆説ですが、とっても意義があると思います。M圭さんが、いみじくも投稿して下さいましたが、素人の子どもが、そうそう利益を出せるわけがありません。 あえて言えば、痛い思いを体験するために、やらせてみるのも、この資本主義の世界に生きる身とすれば、大いに意義があると思うのです。刃物をもたせる教育です。 別の日に日記に書きたいと思いますが、お金にはいろんな思想があります。 お金の思想を学ばせないで、資本主義世界に子どもを放り出すのは、大人の怠慢だと非難されても仕方がないでしょう。 話をもどします。たとえば、株取引だけでも、子どもたちが社会を見る目が、格段に深くなります。 まず、新聞を読むようになります。何せ、株価が載ってますから。 それだけでなく、ニュースに敏感になります。ちょっとした事件が、どう影響を与えてくるのか、肌で感じます。 インターネットで株価のチャートを見ますと、グラフの見方もカラダで覚えます。自分で売買の計算をしますから、算数の力もつきます。 他の人がいろんな予想をして売買をしますから、様々な考えにも関心が高まります。 計算ルールは、単純にします。前日の終値で計算し、一株から売買できるものとします。何も買わないのも、選択肢に入れます。 証券会社でゲームを主催しているところもあって、それも本格的でいいのですが、小中学生には、自分で紙で計算して、損得を体感させた方がいいと思います。 この場合、計算フォームを大人が用意してやるといいでしょう。 そして、全員の資産状態がわかるように表にして張り出すのです。 昨年は、ほとんど、利益を出した子が出ず、難しさを実感した子が多かったです。しかし、さきほどタカタン先生がコメント下さいましたように、最近は上向きになってきていますので、面白いんじゃないかと思って、また、始めようと準備をしているところなのです。 何を買うかは、自分の関心のある商品を扱う会社でいいわけです。 ゲーム会社でも、食品会社でも、携帯の通信会社でも、運輸会社でも、自分のお気に入りの分野を選べるのも、魅力です。 そして、社会全体の変動と、個別の会社の姿勢と、両方を見る必要があるのが、教育する側とすれば、ツッコミポイントがいっぱいあって、オイシイんですね。 その会社の分析をさせるだけで、十分、1日のネタになりますんで。 株だけではありません。上級者になれば、ドルを買うか、ユーロを買うか、または他の国の通貨を買うか、も判断に入れます。 以上は、リアルタイムで長期間楽しむ方法ですが、短時間のイベントで楽しむ方法もあります。 過去何十年間かのデータを用意するんです。50年前ころからスタートします。昔のデータを見せて、買わせるんです。次に、40年前のデータを見せて、損益を計算し、また売買し、次は30年前の結果を見せる。というように。 この場合、特徴的な銘柄をあらかじめピックアップしておきます。 これは、時代の変動をモロに体感できます。 当時の花形産業が時の流れとともに、跡形もなくなっていくことに、驚きを隠せません。 国際為替でしても、国力の変遷がわかって、とってもタメになります。 以上、小学校高学年から、乗ってこれます。 次回は、最近流行りの、貿易ゲームについて、ご紹介したいと思います。私なりの改良箇所もご披露します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|