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カテゴリ:日々の随筆
【今朝・あれこれ】(2月28日)
+++++++++++++++++ 今朝は、寒々とした曇天。 朝食後、することもないので、 こうしてコタツに座って、 原稿を書く。 日曜日。昨夜は、ワイフと2人で DVDを見た。 パイロットの戦争映画だった。 が、途中で、気分が悪くなって、 中止。私は近く、オーストラリアへ 行くことになっている。 飛行機がどんどんと撃墜されていく、 そんな映画を見るのは、つらい。 だから中止。 +++++++++++++++++ ●息子と話す ウィルコムどうしの携帯電話だと、いくら話しても、無料。(追加料金なしということ。)だから今朝、息子と、1時間ほど、電話で話をした。電話料金を気にせずに話ができるというのは、よいことだ。……といっても、それほど話すこともないが……。 そういう現実を前にすると、では、以前は、何だったのかということになる。少し前まで、電話料金は、距離によって、こまかく細分化されていた。隣町というだけで、料金がちがっていた。(今でも、そうだが……。) そのたびに、私は「?」と思った。郵便料金だって、全国一律。どうして電話料金は、一律ではないのか、と。 結局はその分、NTTの収入になっていた。独占事業体の強みというか、それでNTTは、莫大な利益をあげていた。電話通信の自由化に徹底的に抗戦したのは、言うまでもない。おかげでインターネットの普及にしても、欧米どころか、このアジアの中においてですら、10年は遅れた。 アメリカでは、市内通話は、どこでも無料。長距離電話にしても、数千キロ離れたところにかけても、1通話、10~20円程度。規制緩和……つまり官僚主義の是正がいかに大切かは、この一例をとっても、わかるはず。 さて息子との電話。いろいろ話した。話しながら、ふと、さみしさを覚えた。「これでぼくも、用なしになるのだなア」と。 とくに息子、つまり三男は、私も三男だったこともあり、かつ、ちょうど、年齢も、私の父との差と同じということもあり、どこか私自身のように感ずることがよくある。私の父は、私が、29歳とき死んでいる。享年64歳。つまり三男が、29歳になったとき、私はその64歳になる。そんなわけで、「ぼくの寿命も、あと4年かア」と。 少し前まで、負け戦(いくさ)をつづけるのが、つらかった。しかし今は、その負け戦をするのにも、疲れた。投げやりな気持ち。それから生まれる無気力感。虚脱感。あえて言うなら、私の今の心の状態は、今朝の曇天のようなもの。コタツの中から伝わる、わずかなぬくもりだけが、心の片隅を、暖めてくれる。 私がそうであったように、息子たちは、みな、それぞれ自分の道を歩み始めている。これから先、何かとつらいことや、きびしいことがあるだろう。あって、当たり前。今の私にできることといえば、そういう息子たちのために、重荷にならないこと。じゃまにならないこと。それに、心配をかけないこと。 そうそう、健康にだけは、注意したい。昨夜も、寝床で、ワイフとそんな話をして、たがいに誓いあう。「健康には、気をつけようね」「息子たちに、迷惑をかけないようにしようね」と。 さあて、家の中でくすぶっていてもいけないから、これから風呂にでも入って、どこかへ行ってくるかア。 私は、ヤング・オールド・マンなのだア!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月25日 13時40分02秒
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