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楽天・日記 by はやし浩司

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2007年12月11日
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カテゴリ:社会時評

●映画「日本沈没」(Sinking of Japan)

++++++++++++

「日本沈没」という映画を
見た。日本映画にしては(ごめん!)、
なかなかよくできた映画だった。

I saw a film, “Sinking of Japan”. It was not so bad for the Japanese movies.

しかし構成が、陳腐。日本が沈没
するのを防ぐために、若い1人の男性が、
自ら犠牲となって、海の底に
沈んでいく。愛する女性に、別れを
告げながら…、と。

But the story itself is not so impressive. A young Japanese man became a sacrifice, and died.

が、これは映画の世界の話。
今、現実に、国全体が沈没しつつ
ある国がある。
オーストラリアとハワイのちょうど
中間あたりに、ツバルという国
がある。

This is the movie, but there a small country, called “Tuvalu” just between Hawaii and Australia, with a population of only 11thousands. This island is sinking because of the global warming. Many houses are flooded at the time of the high tide. Then the Tuvalu government asked Australia and New Zealand to accept immigrants from its country. But both of these countries are refusing them. As to Australia, the country is also suffering from the lack of water and drought of these years.

面積は26平方キロメートル。
人口は、1万1000人にすぎない、
小さな環礁島である。

環礁島というのは、サンゴ礁でできた
島ということ。

何しろ、平均標高が2メートルしか
ない。このところの地球温暖化現象と、
それにともなう海面上昇で、満潮時に
は、多くの家々が、冠水する事態に
なっている。

そこでツバル政府は、「環境変化に
より生活基盤をなくしつつある難民」
であるとして、オーストラリアや
ニュージーランドに、自国民の受け入れを
要請した。

「環境難民」という言葉も、そこから
生まれた。

が、オーストラリアもニュージーランド
も、それを拒否。「環境難民」という
概念そのものを認めていない。

私は、映画「日本沈没」を見ながら、
ツバルのことを思い浮かべていた。
「日本沈没」の中でも、多くの日本人が、
外国へ移住していく様子が、繰りかえし
出てくる。

In the movie, many Japanese were escaping to other countries by boat and by plane. “But is this possible?” Will they accept so many Japanese as so-called “ecological refugee”? I am afraid that the answer may be “No”.

「たった1万人でもむずかしい。1億人
もいる日本人は、どうするのだろう」と。

一方、ニュージーランドのことは、
よくわからないが※、オーストラリアには、
オーストラリアの事情がある。

オーストラリアというと、広大な国と
いうことになっているが、実際には、
人の住める場所は、かぎられている。

最大の問題は、水、である。ここ数年の
あいつぐ干ばつを見るまでもなく、
オーストラリアはオーストラリアで、
水不足に苦しんでいる。

地球温暖化が進めば、この問題は、
さらに深刻さを、ます。

で、ふと今、考えたのだが、では
この日本では、だめなのか?

Then an idea occurs to my head. In the near future we will be losing 1 million population each year, which will cause a serious problem of the lack of workers. Then why don’t we think about accepting more ecological refugee from these isilands? I don’t think it to be a so much difficult problem. In this city, Hamamatsu, now more than 30 thousands of foreign workers mainly from South America are working. We have had already some knowledge to do well with these people.

この先、日本の人口は、毎年100
万人ずつ減っていく。つまりその
分だけ、労働力が不足していく。
1万人程度の受け入れなら、それほど
難しくはないのではないか、と。

現に今、この浜松市だけでも、約3
万人近い外国労働者を受け入れている。
いろいろと問題はあるようだが、今の
ところ、何とか、うまくやっている。
少しずつでも、このワクを広げて
いけばよい。

+++++++++++++++++

(注※)ニュージーランド政府は、2002年度から、ツバルから毎年75人程度の移民を認めている。ただし18歳から45歳までという、年齢制限などがある。





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最終更新日  2007年12月11日 05時35分37秒
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