カテゴリ:東北だいすき気仙沼だいすき!がんばっぺ!
陸前高田市。 3月11日の震災のときのニュースで初めて知った市町村名でした。
あのときのニュース速報のテロップで、 【 陸前高田市は壊滅状態 】 と流れたとき、頭のなかでその情報の意味が理解ができませんでした。
それから9ヶ月。
陸前高田市は気仙沼の北側に隣接する岩手県の都市です。
気仙沼漁港から沿岸部の道路を北上していきます。 道はすっかり整備されていますが、道路の両脇は廃墟と化した建物がほとんどです。
道路沿いに鎮座されていたお地蔵様。 お地蔵様は、あの津波のとき何を思っていたのでしょうか。
しばらく走ると小学校が見えてきました。 少し高台に建っていましたが、校舎の窓ガラスは割れ、一階部分は破損も大きい様子でした。
現在は瓦礫置き場としての役目を担っています。
百年分とも形容される東北大震災でできた瓦礫。 心情的には、各自治体で受け入れてあげたい気持ちも当然おこるかと思いますが、 今回の震災では放射能の問題がついてまわります。
正確な情報と、冷静な判断と、自分事として考えることが大切ではないかと。
もうしばらく走ると、道路脇に大きな船が突如として目に入りました。
何千トンもある、とても大きな船です。
こちらは、モニュメントとして残すという話しもあるそうです。 この船の真ん中あたりに、木彫りの大黒様が置いてありました。
漁業が主要産業である東北地方の沿岸部では、大黒様は豊漁祈願の神様として崇められてきました。
もう、しばらく走ると陸前高田市のかつて中心部に出ました。
暗くなってしまったので、写真を撮れなかったのですが、ここは正直滅入りそうになりました。
震災時のニューステロップで、【 町が壊滅状態 】と流れててもまったくイメージ出来ませんでした。
9ヶ月経った今、町はほとんど無くなっていました。
陸前高田市を見た後、今度は引き返しまして気仙沼市内のスーパーをいろいろ回りました。 これは、また別の機会にでも。
そして、夜はこちらの赤提灯へ。
気仙沼漁港のすぐ近くにあります、つい先日オープンしたばかりの飲食街です。
その名も「復興屋台村 気仙沼横丁」。 震災で店舗を失ってしまった人たちが集まってはじめた、プレハブで出来た飲食街です。
町並みだけを写真で見ると、滅入ってしまうかもしれないんですけどね、 気仙沼の人たちって、けっこー明るくて、たくさん笑っていましたよ。
次回は、そんなお話。
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最終更新日
2011年12月08日 16時56分11秒
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