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カテゴリ:映画
2007年12月24日のワールドビジネスサテライト(WBS)でのこと。
これからは映画の作品の選択肢に加えて、より幅の広い映像が見られる場所になろうとしている。 全国のシネコン(シネマコンプレックス)のスクリーン数は、年々順調に増えており、2006年時点で2230となり今や全国の映画館の3分の1を占めている。 一方で参入企業も非常に増えていて、飽和状態にある。 他社とどう差別化を計るのか、シネコンの試みをみる。 全国約550スクリーンをもつTOHOシネマズは変わったプログラムが上映された。 上映したのは映画ではなく東京宝塚歌劇で行われている花組トップスターさよなら公演の生中継。 体験した大浜キャスターは普段の映画館とはまったくイメージが違い、見ながら拍手する人がいたり、あとは画質がとにかくキレイなのに驚きちょっと異空間であったという。 映写室を特別に覗かせてもらうと、フィルムの代わりにデジタル機器が並んでいた。 NTTグループの協力で、高画質のデータがネットワークを介して東京の劇場から送られ、HDクオリティの映像を大画面で楽しめる。 お客は言う。アップが多いので劇場の時には見られなかった場面とか表情とかがわかってちょっと違う目で見ていると。 激しさを増すシネコン業界、劇やスポーツなど映画以外の上映をすることで、普段映画館に足を運ばないお客も呼び込むのが狙いだ。 TOHOシネマズの伊奈取締役は、スクリーンの数が予想以上に早いペースで進んでいるので、1スクリーンあたりの収入がどんどん減って言っている。 デジタルのネットワークになってくるので、大げさにいうと一つのメディアになってくる。そうなってくるとそれを使って何かができるのではないかと考えている。 今後こうした中継システムを整備することで、従来のシネコンにできなかった展開ができそうである。 学校・成人教育や会社研修、講演など幅広く活用が進み、低価格を実現すれば、利用者が増えあらたなスポットになるような気がする。 自宅での手軽なネット活用が盛んで、どんどん進化しているが、シネコンへあえて出向き、大画面、高画質、高音質で人が多い特殊な環境での視聴は多くの人を惹きつけるであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年02月24日 09時04分34秒
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