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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:映画
1956年、新東宝が製作した「女真珠王の復讐」は 恋と冒険を描くサスペンスドラマである。 主演の前田通子は日本映画史上初めての 後姿の全裸シーンが話題となりました。 三信貿易の木崎芳男(宇津井健)が 箱根に養生中の社長に重要書類を届けて帰った夜、 社長は何者かに殺され数時間後には 会社の金庫から現金1500万円が紛失した。 その日、社長の部屋に入ったのが 木崎だけであることから容疑は彼に掛り、 木崎は浅沼専務(藤田進)に同行渡米する 恋人・香川夏岐(前田通子)を見送った直後に逮捕された。 同時に洋上を走るシビリア号にも、 夏岐を殺人共犯容疑者として拘束せよとの急電が届いたが、 彼女に好色の眼を向ける浅沼専務は、 自分の証言で事はどうでもなると夏岐を説きつけようとした。 だが夏岐は木崎のポケットにあったという 金庫の鍵は専務が持っていた筈と不審を抱いた。 夏岐は浅沼の手を逃れる弾みに足を踏みはずし、 激浪の中に姿を没した。 南海の孤島に打ち上げられた夏岐は 同じく漂着していた難破船の乗組員五人に救われた。 孤島では彼女をめぐり異様な生活が始った。 男達は夏岐を争い揚句の果てには石塚老人及び 彼の娘アキと結婚する筈になっている山内雄三(天知茂) そして夏岐の三人が残った。 ある日、海底に潜った夏岐は真珠貝の宝庫を見出した。 数年後、外国船に助けられた夏岐は変名し 真珠王ヘレン・南として日本に戻った。 恋人木崎は今だに拘置所生活で妹の雪子(三ツ矢歌子)や 両親も冷い眼で見られていると知った夏岐は、 雪子に真犯人を見つけだすと誓ったのだ。 主演の前田通子は初代・巨乳女優として 一躍スターダムへ伸し上がったのだが 新東宝社長の大蔵貢とトラブルを起こしてしまい 大蔵は映画界とテレビ界にまで圧力をかけ、 彼女が女優の仕事を一切できないようにしたのです。 消息が途絶えてしまったが、1999年の石井輝男監督作品 「地獄」で日本映画では42年ぶりの映画出演を果たし 見事カンバックを果たしました。 にほんブログ村 ◇新品DVD◇ 【CanadaFesta2010】 05P24feb10女真珠王の復讐 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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