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テーマ:特撮について喋ろう♪(4719)
カテゴリ:東宝特撮映画
1964年に東宝で公開された特撮映画「宇宙大怪獣ドゴラ」は 監督:本多猪四郎、特技監督:円谷英二による 史上初の宇宙大怪獣映画である。 宇宙大怪獣ドゴラとは放射能が蓄積状態になっている日本上空で この放射能の影響で宇宙細胞が突然変異した怪獣である。 物語は世界各国の宝石店が襲われ、 多量のダイアモンドが盗まれる事件が頻発する 炭素をエネルギーとする宇宙大怪獣ドゴラの仕業である。 警視庁はダイアモンド盗難事件を国際指名手配の 宝石強盗団一味の仕業として捜査を開始したが 駒井刑事(夏木陽介)はダイアモンドの研究を行なっている 宗方博士(中村伸郎)のもとを訪れたが、 マーク(ダン・ユマ)と名乗る謎の外国人に襲撃されてしまう。 そんなある日、駒井刑事と昌代(藤山陽子)調査員の桐野 (小泉博)は石炭集積場の石炭が空に吸い取られる事件に遭遇し その後、貯炭場を襲った大怪物が竜巻のような勢いで 石炭を吸いあげる光景を目撃した。 国連科学委員会の調査によって両事件とも突然変異した 宇宙細胞の仕業と判明し炭素をエネルギーとしている宇宙細胞は エネルギー補給のためダイアモンドや石炭を必要としたのだった。 複数の細胞が結合してクラゲ状の生物となり 巨大化した宇宙細胞はドゴラと命名され、 ドゴラは次々と世界各国を襲撃し始めたのだ。 ドゴラは対空砲による攻撃は全く効果がなかったが 対空ミサイルで粉々になった事で 単細胞状のドゴラが大量発生してしまった。 このドゴラに対抗するにはハチの毒だと判明した。 この映画に登場した宇宙大怪獣ドゴラの特撮は クラゲ状の怪獣という事でソフトビニールを素材とし ドゴラの人形を水槽に沈めテグスで操る手法と 水槽下部のバルブから水流でフワフワとした 宙を舞う不安定な「宇宙大怪獣」が表現されました。 このドゴラの登場は後の「ウルトラマンレオ」に登場する 円盤生物に影響を与えました。 ドゴラの鳴き声はアサリの呼吸音を加工したもので この声はウルトラマンのバルタン星人の効果音に流用されました。 また宝石強盗団と刑事とのアクションシーンは当時大流行していた 007シリーズの影響が見られたせいか、 史上初の宇宙大怪獣が些か物足りないと評価されてもいるのです。 にほんブログ村 宇宙大怪獣ドゴラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.30 17:45:17
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