Ｇメンが心機一転、新メンバーを迎え、強盗、麻薬密輸、
腐敗した警視庁内での犯罪、そして国際犯罪を中心に
新たなる戦いに挑んだのである。

テーマ曲も菊池俊輔作曲の「Ｇメン'75のテーマ」から
ピエール・ポルト、義野裕明によるニューバージョンに
変わり、新Ｇメンとしてスタートしました。

中屋（伊吹剛）島谷（宮内洋）吹雪（中島はるみ）の
後任として登場したのが警視庁捜査一課の草鹿刑事（鹿賀丈史）
警視庁の女刑事・賀川陽子（范文雀）
シンガポール警察の潜入捜査官・マリコ寺岡（セーラ・ロウエル）
そして小田切警視（夏木陽介）や南雲警視（演：川津祐介）と
同じく警視庁所属で必要に応じてＧメンの捜査に加わった
津村冴子警部補（江波杏子）の４人であった。

初登場となった第307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」で
インターポールで研修中だった草鹿刑事は
シンガポールコネクションという犯罪組織の捜査に当たっており
組織の動向を探るべく警視庁から派遣されていた賀川刑事と
現地の潜入捜査官・マリコ寺岡刑事と出会う。

そこで宝石密輸事件を追って黒木警視正（丹波哲郎）
立花警部（若林豪）田口刑事（千葉裕）らＧメンが
現地に来ており草鹿らと合流。

合同捜査により事件は解決、草鹿、賀川はＧメンに加入し
マリコ寺岡も津村警部補の推薦により研修という形で来日、
ここに新たなるＧメンが誕生したのだ。

草鹿刑事はラーメン屋「昭福軒」の２階に下宿しいる為
ニックネームは“ラーメン屋刑事”であり
猪突猛進型でユニークな性格と個性的な感覚で捜査に挑み
これはＧメン初期の関屋警部補（原田大二郎）を
彷彿させるキャラでありました。

貿易商で中国人の父を持つ賀川刑事は日本に帰化し
その捜査は強い忍耐力で難事件だけではなく
凶悪犯にも立ち向かう。
大学生の弟・大介（下塚誠）と暮らしている。

マリコ寺岡は怖いもの知らずで“Ｇメン香港シリーズ”
「香港カラテ対北京原人」では香港での国際犯罪摘発にて
相手がカラテ使いの殺し屋と知るとヌンチャクで
クンフーに立ち向かっている。

このマリコ寺岡を演じたセーラ・ロウエルは
「セブンティーン」の専属モデルとしてデビューし
結婚後は主婦業に専念するも2008年に「クロワッサン」の
「カラダの中から輝く美容法」に登場。
2009年よりタレント活動を本格的に再開しました。

また鹿賀丈史は初登場から６話分までは出演していたが
当時の鹿賀は劇団四季に所属しており舞台や
ＮＨＫテレビ小説などの出演により過密スケジュールに追われ
悩んでいた鹿賀に出演者、スタッフたちはＧメンの
休業を敢えて勧め、鹿賀は３か月間、欠場しました。

過密スケジュールを消化した鹿賀が復帰したのが
第325話「帰って来たラーメン屋刑事」であり
その復帰に丹波哲郎が激励し、欠場していながらも
温かく迎えてくれた出演者、スタッフに感動し涙したそうです。



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