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2013.04.18
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カテゴリ:寅さんシリーズ
男はつらいよ 寅次郎頑張れ.jpg


「今年はマジメにやるぜ、なあ さくら!
 寅さん二十作目の大奮闘!」


1977年12月に公開されたシリーズ第20弾が
「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」で
今回のマドンナは大映のスター女優、
藤村志保と当時の新進気鋭だった大竹しのぶである。

紅葉の便りを聞く頃、フーテンの寅(渥美清)は
柴又へ帰って来たが、そこで身知らぬ青年の良介
(中村雅俊)に押し売りに間違えられた。

寅は妹・さくら(倍賞千恵子)から事情を聞くが
自分の部屋を平戸島から上京し
近所の柴又電工の作業員をやっていた良介に
占拠されている事を知った。

良介は“とらや”の近くにある大衆食堂の幸子
(大竹しのぶ)に恋しており
寅はそんな良介の胸中をすぐ見破った。

数日後、寅に励まされた良介は
いきなり幸子にプロポーズするが秋田の母の容体が悪く
それが気がかりだった幸子は良介の言葉が耳に入らない。

それを良介は失恋と思い込み故郷へ帰ると言い出し
寅が彼に同情し一緒に平戸島に行く事になった。

平戸島にやって来た寅は良介の姉・藤子(藤村志保)に会い
一目見た寅は美しい藤子の恋の虜になってしまう。

その頃、柴又では秋田から戻った幸子が“とらや”を訪ね、
平戸島に帰った良介の一件を知り愕然とした。
それは幸子も良介が好きだったのである。

幸子が良介を好きだという電話を受け
早速、姉と一緒に“とらや”にやって来た。

一方、平戸島で藤子の家の留守番をしていた寅も
彼女を追って再び“とらや”に帰ってくる。
良介と幸子の結婚話は急激に進展していたのである。

そんなある夜、藤子が平戸島に恋人がいるので
寅に来られては困ると良介に話しているのを
寅は聞いてしまった。

翌日、さくらに見送られ寅は柴又の町を後にした・・・

この映画のマドンナを演じた藤村志保は
1961年大映演技研究所に入所し
翌年に「破戒」に出演し各種新人賞を受賞。
以降はテレビドラマにも進出し
1965年のNHK大河ドラマ「太閤記」のねね役を演じる。

その後も各種ドラマ・映画・舞台など幅広く活躍し
『風林火山』での演技が認められ
第59回NHK放送文化賞を受賞した。


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Last updated  2013.04.18 06:29:21
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