砂原人スナウラミ | メタボの気まぐれ

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変身ブーム絶頂期の1973年に放送された
ピー・プロダクション製作の特撮テレビ番組
「鉄人タイガーセブン」

敵はエジプトの古代遺跡に巣食うムー大帝。
登場するのは怪人ではなく妖怪的で
グロテスクな原人である。

原人は生物系と無機物系に大別され
後者はギル太子らによって遠隔操作される。

この原人たちは基本的には言葉を話せる能力はなく
動物的な鳴き声で、何を考えているのか
全く分からないのが特徴である。

その中で第1話「ムー原人恐怖の大反乱」で
主人公・滝川剛（南城竜也）を殺害した
砂原人スナウラミ

その容姿は縄文時代の土偶に似ており
体はエジプトの砂漠地帯で誕生したせいか
カサカサでひびが入っている状態である。

神出鬼没で「13日の金曜日」に登場する
ジェイソンのように行き成り人を襲い
アメリカのスプラッター映画を彷彿させる
砂原人スナウラミであるが

特別な武器はなく第1話ではエキストラ的に登場し
出番は1分程度で、タイガーセブンに
タイガーカッターで簡単に倒されてしまった。

しかしグロテスクな容姿と今までにない
怪人のデザインが変わったであるため
一瞬にして子供たちに受け入れられた。

この「鉄人タイガーセブン」に登場している
原人で砂、オイル、電気、石、蝋、
ガス、地震、コールタールなどをモチーフにした
怪人が登場しているが

これは同じ時期に制作された「イナズマン」に
登場したグロテスクな怪人たち同様
無機物系であるが

イナズマンの方は人間の言葉が話せる分
恐怖感が薄れているとファンの間では語られている。