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カテゴリ:家づくりのたいせつな話
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 なでしこジャパン、 やりましたね! 粘りに粘って 最後まで諦めないで 世界一 感動をありがとう! さて、感動を胸に事務所に来ると 台風の影響かスッキリしない天気で 朝の8時前なのに気温は30度 湿度は既に70%を越えています。 先日の気密測定技能者の 講義テキストの資料にもありますが 日本の新築の住宅の気密度は C値で表して5cm2/m2程度と仮定すると (本当はもっと悪いですけど) 何もしなくて、部屋のサッシやドアを閉めていても 温度差の換気(10度)(家の内外の温度差、1Fと2Fの温度差)と 風(2.5m/s)(風力)による換気で併せて0.5回/h 部屋の空気が入れ替わります。 (漏気と言います) そこに24時間換気扇の給気口があり ビニルクロスを貼った壁からの湿流もありますから エアコンでいくら冷やして除湿をしても スイッチを切れば たちまち暑く、 ムシムシした部屋になってしまいます。 きちんと気密の取れた家であれば 例えばC値が0.5cm2/m2の家なら 漏気はありませんし 壁からの湿流も考える必要はありません。 いくら省エネエアコンを買っても 漏気で外の暑い熱気が入いり放題 水蒸気も入り放題の家で 使うのですから、 フルパワーで動かさなければ 涼しくなってくれません。 穴のあいたバケツに水を入れるようなことなのですが バケツなら穴を塞げばOKです。 家なら気密をしっかり取ればOKなのですが 本末転倒 エアコンを省エネにしていますけど エアコンの省エネ?にも限度があります。 更に輪をかけて 最近は太陽光パネルで エネルギーは自家発電で消費などといっています。 真っ先にすべきは 家の基本的性能を上げる事 気密、換気、断熱、冷暖房システムの向上です。 今の住宅の90%はそれが出来ていません。 なぜ国会議員の皆さんが 住宅の基本的性能の向上を言い出さないか不思議です。 それでは 皆さん、また明日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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