2954886 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Calendar

Archives

Keyword Search

▼キーワード検索

2017年11月08日
XML
カテゴリ:紙太材木店の考え
こんばんは
紙太材木店の田原です。



メイドイン岐阜のAGNI(アグニ)の設置が完了し
慣らし運転をしているところです。
耐熱塗料から煙が出るので
窓を開けて換気扇を回しているのですが頭が重い・・

本日は昨夜の夜鍋仕事と言っても
大野町の家のガラリ戸の鴨居と敷居を作ったのですが
8寸幅の桧を縦にひき割っただけで疲労困憊してしまいました。
更に、朝一番で荷積みをしようとしたら
つい先日購入したライトエースのエンジンがかからない・・
あれやこれやいろいろ試してみても時間だけが過ぎていく始末
(あとから判明したのはクラッチを踏まないとエンジンがかからないとか
普通はブレーキを踏まないとエンジンがかからないんですけど)
急遽ダブルピックに荷物を積みかえたりしている間の時間がなくなり
こんな遅くの更新となりました m(__)m

さて、
紙太材木店の住まいは
性能あってのデザインという考えでやっていて、デザインが先ではありません。
性能を前面に打ち出してのには理由があります。

1つは国の住宅政策の方向性が性能を柱に動き始めたからです。
2020年には今まで推奨基準であった性能が義務化されます。
つまり、次世代省エネ基準以下の性能の家は建てられなくなります。
もちろんその設定基準は実はそれほど高いものではありませんが
将来的には漸次強化されていくことは目に見えています。
耐震基準の強化の変遷を見れば誰もがある程度予想できることです。
ちなみに紙太材木店で家を建てる方の8割はQ値1前後の性能の家を建てられます。

2つ目の理由は、資産価値低減のリスク回避です。
今の日本では税制との関連もあり
家を建てると減価償却され、20年後には税制上の価値はなくなります。
しかしこのことは日本だけの特異な現象で
欧米各国では手入れしさえしていればその価値が低減することは稀で、
2000万で建てた家は20年後も最低でも2000万の価値があります。
日本ではこれから空き家がさらに増え
2023年つまり5年後には1400万戸もの空き家が出ると予測されています。
そんな家あまりの国で30年後、40年後に自分の建てた家が資産として評価されるための第一は
デザインがいいということや太陽光パネルが屋根に乗っていることではなく
その家自体の性能がどのレベルにあるか?
ということになります。
デザインは流行と同じでその時々で変わりますし
パネルの利用価値はその家の性能に大きく依存します。
つまり性能がよければより小さなパネル、より少量のパネルで済みますが
性能が悪ければ大容量のパネルが必要になります。
40年後、住まいを売却しようとした時
より高く評価されるのは性能のよい家というのが私の判断です。

3つ目の理由は家を建てる人の意識の変化です。
一条工務店は一般的には大手のHMという認識は低いようで
派手なTVコマーシャルもしていませんが
全国に体験宿泊できるモデルを持ち
今では三井ホームを2x4NO1の座から引きずり下ろしました。
これは多くの一般消費者が性能を意識していることの現れで、
情緒的な暖かい家ではなく、数値で表された家に意識が変化していったことの表れと考えます。
その背景にはNET環境の劇的な変化があり、
一昔前では考えられなかった様々な住宅情報がNETを通じて広まっています。
一旦動き始めたあるいは気づき始めた消費者の意識を変えることは困難で
これからもこの動きは加速していくでしょう。

住宅性能向上の流れは
多くの工務店や設計事務所でも見られますし
ローコストビルダーの中には既にその対応商品を準備しているところもあります。
C値の実測は既にいたるところで行われていますし
住宅燃費の計算ソフトも様々な種類が出ています。
これからの時代は性能は当たり前で
そこにプラスした設計力や
設計者あるいは工務店の世界観や姿勢といった
感性の部分が問われる時代になるでしょう。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018年03月21日 12時26分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[紙太材木店の考え] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.