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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2019年05月22日
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カテゴリ:断熱のこと




おはようございます、
紙太材木店の田原です。

今朝は少し寒いなと思ったら12度
室内はそれほど下がっていませんが
雑巾を絞った手はまだ冷たいままです。

さて、
サッシのガラスに対する印象ですが
一般の方だと、
ペアガラスなら随分暖かいというものですが、
新築やリフォームを検討していて少し勉強している方のそれは
それだけではちょっと寂しいけど、ペアガラスでLOW-EならOK
というものでしょうか。
トリプルガラスなんて考えたこともないし
それは遠い異国の話でしょ?

コールドドラフトと言う言葉があります。
冬季、窓辺のガラスの表面の気体が冷やされて
冷気になってその表面を下りおりてくる現象です。
そして床から部屋全体に広がっていきますから
いくら暖房しても足元は冷えます。
このコールドドラフトをできるだけ少なくすることで
冬の暮らし易さは相当改善されます。

コールドドラフトが発生するのは
ガラスの断熱性が壁より相当程度低いからですが
熱貫流率を比較すると分かり易くなります。
10センチの厚さの断熱材は0.38wm2K
これに対し
APW430(トリプルガラス)のUw値(枠も含めたサッシ全体の熱貫流率)は0.9wm2K
でもこの0.9はサッシのサイズが各種ある中で一番いい数字で
同じAPWでもガラスの面積に比べて枠の面積が広いと悪くなります。
サイズの小さなサッシはガラスの面積に比べ枠の面積が広くなりますから数値も悪くなって
1.36wm2Kくらいまで下がります。

トリプルガラスでも10センチの断熱材の30%程度しか断熱性はありませんから
サッシのところは3センチ程度の厚みの断熱材が入っているのと同じことになります。
トリプルガラスでこれぐらいですから
ペアガラスはもっと悲惨と言うことになります。

ということで
トリプルガラスを使ってもコールドドラフトは防げません。
もちろん、サッシの性能が上がるにつれ
コールドドラフトは少なくなっていきますが
窓辺に立てば冷気を感じることになりますから

結露の事や日射の事も考えると

工務店の親父は寝る暇がありません(ウソ)



その他のサッシについて興味のある方はこちらをご覧ください。

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Last updated  2019年05月22日 07時29分31秒
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