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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

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2019年06月03日
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​​​​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。

6月なので衣替え
中学、高校と制服がありましたから
学生服の上着を着なくてもいいのは気分爽快だったことを覚えています。

さて、住まいも実は衣替えをします。
日本の伝統的な住まいでは建具を交換するんですね。
5月までは障子ですが
6月からは簀戸(すど)になります。
うちでは葦戸(よしど)と呼んでいますが
簡単に言えばすだれをはめ込んだ建具と思っていただいて間違いはありません。

ですから6月最初の週末に主だった部屋の襖や障子を全て交換します、
もちろん網戸も外して仕舞ってありますから同様です。
私は出かけてましたので家内が一人でやりましたが・・・
(結構大変ですm(__)m)

昔の家ですから
蔵や倉庫があって建具も季節によって外して仕舞って置く場所がありますが
現代の家ではそれは無理
そもそもそんな季節ごとに建具を交換なんて設計になっていません

ですが
季節の節目で、
暮らし易くする工夫をしていた知恵と言うものを
何とか現代の暮らしにも取り入れたいものです。




上の写真はMOKスクールで伺った家で
左から網戸、ガラス戸、すだれ、両面貼りの障子
すだれは丸めて上から吊るす工夫がしてあります。


もう一つには
簀戸が網戸の代わりに取付けてあります。



この建具の並びはこんな具合です。


奥から順に
雨戸、ガラス戸、簀戸、両面貼りの障子、襖と5段階になっています。

簀戸が網戸の代わりになるかと
疑問に思われるかもしれませんが


桟の隙間は細い紐一本分で1.5ミリほど

上の写真は全て建築家の設計、
サッシではなくガラス戸ですが
サッシにしても問題はありません。

確かに太陽光パネルを載せれば電気代は浮くかもしれませんが
日々の暮らしを豊かにするのは
安い電気代だけではありません。
伝統的な暮らしの工夫を現代の生活に取り入れるのはそれほど難しいことではありませんし、
洋間に北欧家具、それに障子と簀戸でも
何の違和感もありません。

日本人としての感性や美意識が普段の生活の中から生まれてくるとすれば
ホテルライクな無国籍な住まいでも
何か一点でも日本的な住まいの要素を取り入れたいものです。





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Last updated  2019年06月03日 08時01分54秒
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