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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2020年11月27日
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カテゴリ:断熱のこと




おはようございます、
紙太材木店の田原です。

昨日は前野町の家の上棟打合せでした。
大工さんが内部の木工事に入る前に電気や設備の工事をする必要があります。
それに手摺などの下地を入れておく必要のある個所もありますが、
今までは図面上でのH700に下地などと書いてあって
それを数字で確認するだけでしたが、
実際の建物で立体的に確認する最終的な作業になります。
スイッチの位置も建物内を実際に動いて確認します。
図面で決めていた場所から別のところに変えることも
しばしばありますから、

上棟打合せは住まい手にとっても大切な時間となります。

さて、現場では外部の付加断熱の作業中です。
壁の内側だけでなく、外にも断熱材を取り付けることを
付加断熱(ふかだんねつ)といいます。

壁は12センチの厚さでそこに12センチの断熱材をいれ、
付加断熱は10センチの厚さの断熱材を入れます。
一度に10センチの厚さのものを入れるのではなく、
上の写真のように5センチの厚さのものを縦と横2層にして入れます。
写真は1層目を入れたところでこれから2層目を入れるところです。

壁の断熱材の厚さは合計で22センチですから、
付加断熱を始めた当時は随分厚い壁だと感じました。
今ではそれが普通なので、
壁が厚いという感覚はありませんから
不思議なものです。

付加断熱材を取り付ける手法は
新住協の技術資料で
先般、新住協の会員向けに配布された
Q1.0住宅 設計・施工マニュアル2020にも解説されてます。
付加する断熱材の厚さや種類、
使用する治具のことなど、
初めて付加断熱に取り組む工務店にも分かり易く書いてあります。
Heat 20のG2.G3レベルになると
5.6地域では付加断熱材の厚さは10センチ程度ですが、
北海道になると付加断熱自体の厚さが20センチ。
内部の断熱材の厚さを足すと30センチにもなります。

予算がいくらでもあるなんてことはありませんから、
問題はこのように性能をあげながらいかにコストを下げれるかです。
いくら性能が良くても
多くの方の手の届く価格でなければ意味がありません。

材料と手間のうち、材料価格はそれほど大きな違いはありません。
となると手間ですが、
これは大工さんの作業のし易さと経験に依存します。

最初に付加断熱をするきっかけは
鎌田先生から、
「付加断熱なんて北海道では普通にやってて、金額も○○程度だから簡単だよ」ということでやったんですが、
えらい目にあいました(笑)

その後、鎌田先生にお会いした時
「先生、あの金額では全く無理でした」というと、
「そりゃ北海道の大工さんは慣れてるからできるけど、内地の大工さんじゃ無理かな」

・・・・。

と言うことで
現場の大工さんといろいろと試行錯誤しながら
現在の付加断熱の仕方になりました。


実務者の方は
新住協のマニュアルにもいろんな付加断熱の仕方が出てますので
是非、トライしてください。
経験するしか下げられないコストもあります。





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Last updated  2020年11月27日 07時52分54秒
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