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カテゴリ:家づくりのたいせつな話
おはようございます、 紙太材木店の田原です。 今朝は台風一過のように快晴で、 昨日の風雨が嘘の様です。 気温は13度で少し寒く感じますが 気持ちのいい朝です。 こんな日には 洗濯してベランダで乾すといいなぁ・・・ 一昔前はこう考える方が大半でした。 新築の家にはベランダが必須の時代でした。 マイホームにはベランダがお約束だったんですね。 しかし時代は流れて、 最近ではベランダの搭載率が 減少しているように感じます。 あれほど、人気だったベランダを なぜ付けなくなってきたのか? 簡単に言うと、 必要だと思っていたけれど 必要ではなくなったから。 (金食い虫だと分かってきたから?) 室内干し、部屋干しが 急速に増えて、一般的になりましたし 乾燥機の普及もありますが 1階で洗濯したものを 2階に持っていく煩わしさや ベランダの防水の維持に 意外にお金がかかることが、 認識されるようになったことなども 要因として挙げられます。 大半のベランダの防水は FRP防水と呼ばれるものです。 大手のHMなどでは、 保証の延長の条件に 10年毎にこのFRP防水の やり替え工事が入ります。 この工事をすれば、 建物が建っている限り保証しますと言うのを 大手のHMが永年保証として出しています。 保証延長の必須工事項目は ベランダの防水工事だけでは ありませんから、 10年毎に相当程度のお金が必要になります。 瑕疵による保証制度は 日本でも欧米でもあります。 永年保証は瑕疵保証とは違います。 10年毎にお金を払って、 メンテナンスの代行を請負う仕組みで 日本の一部のHMだけがしていることです。 住まい手がそれを望んでいるからか あるいは HMが新たな収益源と位置付けて 作った仕組か分かりません。 住まいのメンテナンスなんて よくわからないし、 訪問販売業者やいい加減な工務店には 頼みたくないし、 それなら建てた大手のHMに 多少お金がかかっても任せた方が 安心と言う心理もあると思われます。 その住宅会社独自の工法や 特許技術?で建てられていれば、 つまり一般化されていない技術では その会社しか手が出ません。 住宅を現場で建てているのは 実際はひとり一人が技術を持った職人さんで、 大抵の事なら対応できます。 彼らが出来ないという時は、 技術的にはではなく 資材やものが手に入らないケースが大半です。 部品や部材を交換しようとしても 一般化されていない 容易に手に入らなければ、お手上げです。 現行の瑕疵保証制度は 全ての住宅に適用されます。 個人の大工さんが建てた家でも、 大手のHMが建てた家でも同じです。 これから建てられる家は 優に50年以上は持ちます。 持ってしまいますから 誰もが誰でもメンテナンスできる 資材や工法であるべきでしょう。 その会社でしかできないような 永年保証なら必要ありません。 住まいはその地域の大切な資産でもあるのですから。 紙太材木店インスタグラムこちらから 紙太材木店HPこちらから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024年05月29日 09時35分07秒
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