テーマ:アニメあれこれ(26643)
カテゴリ:2010夏期アニメ
前回に引き続き、ピッコロさんにお誘い頂きました。
「今期(9月終了アニメ)を評価してみないかい?10」の記事です。 評価点数についての詳細は、こちらから さて、始める前に一つ注意点が 実は以前に『2010年9月終了アニメ総合評価』という記事で 3万字程使って、結構本気で評価コメントを書いてしまっています。 なので、これ以上感想を捻出するのはo(゚Д゚)っ モムーリ! ってなわけで 評価のコメント部に関しては、上記の記事からの抜粋という形 を取らせて頂きます。 「同じ事書いてんじゃねーよ!」 とか思われるかも知れませんが、どうかご勘弁を!(>_<) ではでは、そんな感じで評価スタートです! けいおん!! ストーリー:4 キャラクター性:4 画:4 演出:4 音楽:4 総合的な評価:4 合計点数:24 それなりに萌えられて、それなりに面白くて、それなりに泣けて それなりに共に青春を謳歌できる。 正直なところの自分のけいおんに対する評価って こんな感じなんですよねぇ。 『それなり』っていうのが、上から目線の 横柄なモノ言いに伝わってしまうかもしれませんが 決して、悪い意味ではないです。 実際、色々な要素が水準以上で纏まっていて 充分に良い作品だとは思っています。 ただネット上で、ベタ褒めされての神作認定評価を見かけると 首を傾げたくなってしまうんですよね(-_-;) そこで首を縦に触れない理由は、いくつかあって 一つは、序,中盤の中身のないエピソードの数々。 もう一つは、ありえない行動を数々起こしてきた唯の存在でしょうか。 まずは中身のないエピソードについて。 自分は、あずにゃん推しなのですが 序,中盤は感想書くにしても ほとんどがあずにゃんを愛でる文章でしか 文字を埋める事できませんでした。 自分の表現力不足もあるかもしれないが 視聴後に残るモノが『あずにゃん可愛かったなぁ~』 くらいしか浮かばなかったんですよね。 こう感じてしまうのは、自分があくまで『けいおん』を キャラ萌えアニメ以上には感じていない証なんでしょう。 もう一つは、異常な程の唯の池沼っぷり。 具体的な例を挙げると、中盤であったマラソン大会のエピソード。 皆と一緒に走っていたはずの唯が、突然いなくなった。 何か事故にでもあったのではないかと心配し、懸命に探す けいおん部のメンツとさわ子先生。 しかし当の本人は、そんな事を少しも考えず 膝を擦りむいたから、近所のお婆ちゃん家で治療してもらい その後は、ゆっくりティータイムときたもんだ! 自身や家族にならまだしも、他人に散々迷惑をかけて 反省の色が殆どなしですからね~ もう歳的には成人に近いというのに、これは酷すぎます(>_<) 終盤になってからは、これ程露骨に酷い行動はなくなりましたが 一度付いた悪いイメージを払拭するには至らず… 結果的に唯にはほとんど感情移入できなくなってしまい 敷いては、こうして作品のマイナス評価にも繋がる始末。 個人的には、主人公の人格を疑わざるを得ない 非常に残念なエピソードでした。 結構批判っぽく書いてしまい 他の人から見ると、かなりシビアな意見だと 思われるのかもしれませんが これが、自分がけいおんを神作と認定できない要因となっております。 とはいっても、終盤の学園祭や卒業式の回は 良いシーンが多く、中には感動させられたものもありました。 よって、オール4評価という結論が妥当かなと思いました。 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD ストーリー:2 キャラクター性:4 画:5 演出:5 音楽:4 総合的な評価:3 合計点数:23 どこかで見たような設定、人物、シナリオ… 一般的にB級ホラーと言うと、あまりイメージを持たれていませんが この作品においては、むしろ褒め言葉と言っていいでしょう。 ド直球のB級だからこそ、今まで映像化されなかったのでしょうし その原作をやっつけではなく、実に見事なクオリティで仕上げてきた マッドハウスは、実に良い仕事をしてくれたと思います。 放映当初から、ウチはこのアニメを一番の期待作として プッシュしてきたのですが 結果的には少~し微妙な感じになってしまいました。 その理由は、レベルの高過ぎた1話にあります。 あまりに強いインパクトとジェットコースターのような 目まぐるしい程の展開は、事前に内容を知っていたのに 先が気になり視聴にのめり込んでしまいました。 しかし、そのせいで自分の中で 要求するラインが上がってしまったのか 2話以降は、1話に感じた程の衝撃は得られず 先の展開を知っている事もあり、若干ダレ気味に…^^; もちろんつまらなかったとかでは、全然ないんですけどね。 よって、自分が予想程楽しめなかった一番の原因は 原作を既読な点にあるので 未読者でB級ホラーが好きな人には 大いに勧められる作品であると思います。 各所で言われてるように、最終回はちょっと…アレですけど まあ数年後の2期に期待するって事で(;^ω^) 世紀末オカルト学院 ストーリー:2 キャラクター性:5 画:3 演出:4 音楽:2 総合的な評価:4 合計点数:20 かつてこれ程まで点数を付けるのに 迷った作品もないだろうと言う位 このオカルト学院の評価点数は最後まで悩みましたねぇ~ で、結局合計点数20点と言う今期の中でも低めに収まってしまったのは 超展開はもちろんですが、それ以上に 最終回の締め方に問題があり過ぎたせいですね。 2人の文明が出会ってしまい、宇宙人降臨の時点で 放送の残り時間が3分の2を経過。 これは正直、嫌な予感しかしない… と思っていたら、文明のハイパー覚醒と スプーンノチカラだけで、ものの3分で解決とかw これじゃあ、今まで12話かけてやってきた事はなんだったのか! と言われたって仕方ないと思います。 元々、些細な点はギャグで誤魔化してきた節はありましたが さすがにこれはやり過ぎ(-_-;) 超展開に超展開を被せてしまったら収拾がつかなくなるでしょう。 もちろん尺が足りないってのも理解できるけど 始めから1クール作品だって分かってたんだから いらない部分を削るなり何なりすれば もうちょっと上手い締め方ができたはず。 序,中盤は、ギャグとシリアスが上手く調和していたからこそ 絶妙な面白さを醸し出していたわけであって 肝心な部分を、全てギャグに傾けてしまっては そのバランスも崩壊してしまい ただのB級ギャグアニメと化してしまうんですよね。 もちろん、B級ギャグアニメが悪いというわけではないんですが 超展開の前までは、それ以上の作品になり得ると 期待していただけに、もったいないなぁと…(>_<) ダメだしばかりしてきましたが もちろん良い所も沢山あります。 特に良かったのは、一癖もふた癖もあったキャラクター達でしょう。 濃いキャラ達の中でも一際目立っていたのは やはりこずえとJKですね。 シリアスな戦闘前の緊迫した場面等でも こずえの天然行動の一つで、あっという間にユルユル空気に早変わり。 JKは、デカい図体ながら、プリンが大好きで チワワばりのつぶらな瞳で文明にプリンをねだった姿は 思わずキュンとさせられましたw そんなこずえとJKは、上記で書いたギャグとシリアスの調和には 欠かせない人物であり、この作品の 縁の下の力持ち的な存在であった事は間違いないでしょう。 良い点も悪い点も書いてきましたが それをひっくるめても、決してつまらない作品ではありません。 特にストーリーに絡ませたシュールな笑いは そんじょそこらのギャグアニメよりは遥かに面白いので 色々な人に充分オススメできる作品だと思います。 RAINBOW 二舎六房の七人 ストーリー:5 キャラクター性:5 画:4 演出:4 音楽:4 総合的な評価:5 合計点数:27 視聴前は、ぶっちゃけ全く期待していなかった本作。 原作は途中まで読んでいたのですが、描写の凄惨さに途中で断念… アニメの方も、主人公のマリオに俳優兼監督の小栗旬が 声を当ててると聞き『あぁ…終わったな』と勝手に思っていたのですが 蓋を開けてみれば、今期No.1の座を射止めるまでの作品に!! マリオ達の夢と幸せを得るための 貪欲なまでの生への執着心や、仲間達との熱い友情に感動し 回を重ねるごとにRAINBOWの世界観に引き込まれていました。 懸念材料だった小栗旬の声も、まるで問題ナシ! 本業といっても差し支えないレベルの演技を見せてくれました。 RAINBOWと言えば、忘れてはいけないのが アンちゃん達を嬲る名悪役達でしょう! 特に途中退場とは言え、看守の石原のヒールっぷりには 何度やきもきされた事か(;´Д`) でも、こういった救いようのない悪役がいたからこそ それに抗う、アンちゃん達の生き様が光り 仲間達の結束が高まっていった事もまた事実。 RAINBOWにとって、石原達のような存在は まさに『必要悪』であったのだと強く思いますね。 このアニメ、素晴らしい作品だと思うのですが 舞台設定のせいか、どうしても過激な表現や 不条理な出来事が付きまといます。 ぱっと見も、陰鬱で地味な印象が先行してしまうため どう贔屓目に見ても、万人に受ける作品だとは言えません。 ですが、騙されたと思って一度は視聴して見て欲しい。 『けいおん』等の華やかな萌えアニメとは また違った一面が見られ、それに伴って得られるものも 沢山あるはず!(決して、けいおんを否定している訳ではありません) こうした良作が埋もれる事は、とても悲しいので ぜひとも、もっと多くの人が興味を持ってくれればと切に願います。 その2 へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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