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ジージの南からの便り

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2022.12.03
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カテゴリ:旅行・ドライブ


 久しぶりに小倉城を訪ねたこの日、本丸御殿は周りの近代建築を物ともせず初冬の空に聳えていた。
私が初めて22歳で小倉の地を踏んだ昭和37年((1962)以来、周り取り囲む全てのものは大きく変わってしまったが、小倉城の存在は変わらない。
昭和37年当時は北九州市小倉北区ではなく、小倉市であったが、翌年の昭和38年小倉市、戸畑市、八幡市、門司市、若松市の五市が合併し100万都市の北九州市が誕生する。その次に年・昭和39年に東京オリンピック開催の運びとなる。
そして何よりも大きく変わったのは、五市合併による北九州市誕生により、小倉城を囲む勝山公園の一角に「北九州市役所」が建設されたことである。
1998年(平成10年)には小倉城址の北の一角に小倉が生んだ偉大な作家・松本清張の功績を保存するため北九州市立の「松本清張記念館」が建設された。


 門司海峡に面した小倉は陸海の交通の要衝として、古くから砦や城が構えられた地だった。この地を抑えるために繰り広げられた多くの豪族たちの攻防の歴史も残っている。小倉城の歴史は、戦国末期(1569)中国地方の毛利氏が現在の地に城を築いたことから始まる、その後、高橋鑑種や毛利勝信が居城し、関ケ原合戦の功労で入国した細川忠興によって、1602年に本格的に築城が始まり約7年の歳月を要した。忠興は城下町繁栄策として、諸国の商人や職人を集めて商工業保護政策を実施、外国貿易も盛んにし、同時に祇園祭も誕生させた。

 細川氏熊本へ転封の後には、播磨国明石から細川家とは姻戚関係にある譜代大名の小笠原忠真が1632年に入国。小倉・小笠原藩は、将軍・徳川家光から九州諸大名監視という特命を受けていた、この時期、小倉は九州各地に通ずる街道の起点として重要な地位を確立し、同時に城下町も繁栄した。
小笠原忠苗(ただみつ)の時期には、城下下屋敷に泉水を持つ回遊式庭園もつくられた。しかし、1837年城内から発火したかさいによって全焼し、2年後に再建されたが、天守閣は再建されなかった。

 幕末期になると、小倉は長州藩を攻める第一基地となり、その中で小倉と熊本藩は勇敢に戦ったが、他の九州諸藩の兵には積極的な戦意がなく、ついに1866年、自ら小倉城に火を放って戦線を撤退せざるをえなかった。明治10年の西南戦争の際には、小倉城内に駐屯していた歩兵第14連隊が、、乃木将軍に率いられて出征した。その後、歩兵第12旅団や第12師団の司令部が城内に置かれた。太平洋戦争後は米国に接収されたが、1957年に解除され、1959年市民の熱望により天守閣が再建された。

 この天守閣は「唐造りの天守」と呼ばれ、四階と五階の間に屋根のひさしがなく五階が四階よりも大きくなっているのが特徴である。また、城の石垣は切り石を使わない野面積み(のづらづみ)で、素朴ながらも豪快な風情にあふれている。






                                 槻門跡


                                  大手門跡






                   宮本武蔵と佐々木小次郎一騎打ちの像



                          本丸を別の角度から写した


                         多聞口門跡


                          八坂神社を内側から写した


                   八坂神社を外側から写した




 北九州市は小倉を中心に12年間過ごしたところであり、今も忘れることのできない場所の一つである。

 参考資料  wikipedia小倉城





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Last updated  2022.12.03 21:24:42
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