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カテゴリ:旅行・ドライブ
長崎の朝、二日目も快晴だ。ホテルの窓から工事中の駅周辺の様子と海が展望できた。 前日、博多で長崎行きのバスに乗り継ぐのに自分の勘違いで1時間のロスを生じたので、前日行く予定の浦上方面の訪問もこの日に持ち越してしまった。この日はハードなスケジュールをこなさなければならないので、朝8時にはホテルで「電車一日乗車券」@600円也を購入して出発した。普通の路線バスもsanQパスを使えばお金をそれ以上支払うことは無く乗れるのだが、長崎市内を巡るには、一日乗車券が効率がいいからだ。春休みで観光客が多く、電車に乗り合わせた人々は、殆どが一日乗車券を手にしている。 長崎駅前電停から乗車し浦上駅前電停で降車し、10分くらい? 歩いて一本柱鳥居の山王神社に向かう。長崎に3年間住んだことがあり、その後も数え切れないほど長崎を訪ねた私だが、山王神社には行ったことがなかった。一本柱鳥居の山王神社を訪ねることは今回の旅の大きな目標の一つでもあった。 目の前に現れた一本柱鳥居を見たときはその異様さに驚き、被爆以来78年もの間この姿で世界に平和を訴え続けてきたのだと思うと胸が熱くなった。 被爆して壊れた左半分は、このような形で保存されている。 日本二十六聖人殉教地へと続く浦上街道沿いにある山王神社は、爆心地から南東約800mの高台にあり、昭和20年(1945)8月の原爆投下により被害を受けた。社殿は跡形もなく崩れたが、昭和25年(1950)に再建されて現在に至っている。 山王神社の参道は元々鳥居は四つあったと言うが被爆により、その二つが強烈な爆風により倒壊した。 残った鳥居のうち一つは戦後、交通事故により撤去されたため現在も当時のままの姿で立っているのは右半分のみ残した一本柱鳥居のみとなってしまったのだ。 これを読むと坂本町がほぼ全滅した状態だったことがわかる。 しかし、このような被害を長崎市内ではたくさんの地域で被ったのではと思うことだった。 被爆した楠が残されている。 本殿 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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